-
デンマーク1993 エホバの証人の年鑑
-
-
コペンハーゲンでマクミラン兄弟の講演が行なわれた時,人数が多かったために帰らなければならなかった人の中に,熱烈な社会民主主義者であり,タバコの仕事をしていたアンジェロ・ハンツェンという名前の若者がいました。その若者は講演を聞くことができなくて,がっかりしましたが,聖書の真理に対する関心は呼びさまされました。数か月後,失業していた時に労働組合の事務所へ登録に行きました。その時,失業中の同僚に会いましたが,驚いたことにその人は聖書研究者でした。教会には実に気の毒なことでしたが,アンジェロ・ハンツェンもすぐに聖書研究者になりました。
-
-
デンマーク1993 エホバの証人の年鑑
-
-
1921年から1922年にかけての冬に,アンジェロ・ハンツェンはいつもの通り,組合の登録所の外で待っている失業者たちに証言を行なっていました。「万民」の小冊子を頭の上に掲げ,「現存する万民は決して死にません!」と叫んでいると,真理を探していた一人の若い男性が近づいて来ました。その人はクリスチャン・バングショルトでした。彼は小冊子を一晩で読み通し,オレスールスガゼの集会に出席し始めました。
-