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デンマーク1993 エホバの証人の年鑑
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さらに多くの会衆が活動に加わる
デイ兄弟はいつも忙しくしていました。監督になって最初の3か月半の間に,スカンディナビア諸国やバルト諸国を約1万4,000㌔も旅行し,福音宣明の業を組織しました。アイナー・ベンゴールはこの活動にまつわるちょっとしたエピソードをこう語っています。「ユトランド半島北部のある会衆で,家から家の活動に備えて兄弟姉妹を組織するのを助けるために小さな大会を開きました。デイ兄弟の講演の後,業を行なう方法や人々に話す事柄などについての指示がありました。区域と文書が割り当てられ,ほとんどの人はおっかなびっくり戸口から出て行きました。デイ兄弟と私が大通りを歩いて行くと,二人の姉妹が門のところに立って泣いているのが見えました。それで姉妹たちを一緒に連れて行くと,目の中にはすぐに輝きが戻りました」。
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デンマーク1993 エホバの証人の年鑑
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北海に近いユトランド半島北部の小さな漁村トゥルプストラーンのホルガー・ニールセンの家から,典型的な日曜日の大会の様子をうかがい知ることができます。兄弟たちはオールボーやモルス島やその間にある村々からやって来ることになっていました。全員が弁当を持って,途中で伝道しながらやって来ました。一方トゥルプストラーンの兄弟たちは,受け入れ態勢を整えるために走り回っていました。ニールセン兄弟の納屋から荷物をすべて出し,きれいに掃除して飾りつけをし,長いすをコミュニティーホールから荷馬車に載せて運んで来ました。兄弟たちが到着したころには正午になっていました。それで一緒に食事を取り,少し休んだ後,講演を聞くために,きれいになった納屋に集まりました。その後,外の海でバプテスマが行なわれました。この時には19人がバプテスマを受けました。
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