ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • なぜこんなに憂うつな気分になるのだろう
    若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え
    • ただの憂うつではない場合

      軽い慢性うつ病をほうっておくと,もっと重い障害 ― つまり重いうつ病に進む危険があります。(107ページ参照。)「私はいつも,自分の内部が『死んでいる』かのように感じていました。何の感動もなく,ただ生きていたにすぎません。しかも絶えず恐れにつきまとわれていました」と,重いうつ病にかかったマリーは説明しました。重いうつ病の場合,重苦しい気分は晴れることがなく,何か月も続くことがあります。したがって,十代の自殺の原因の中で最も一般的なのは重いうつ病です。若者の自殺は今多くの国で“隠れた疫病”と考えられています。

      重いうつ病と関連のある,一番しつこくつきまとう感情 ― 最も致命的なもの ― は,深い絶望感です。ジョン・E・マック教授は,重いうつ病の犠牲になった14歳のビビアンについて書いています。彼女は見たところ,愛情深い両親のいる,申し分のない若い娘さんでした。ところが彼女は,失望の果て,首をつって死にました。「自分のうつ病は果たして治るのか,苦しみから最終的に解放される希望が少しでもあるのか,それを予見できなかったことが,彼女に自殺を決意させた重要な要素である」と,マック教授は書いています。

      重いうつ病にかかっている人は,決して治らないだろうといった,明日がないような気持ちになるものです。専門家によると,その絶望感はしばしば自殺行為につながります。

      しかし,自殺は解決策とはなりません。生活が現実に悪夢と化したのを経験したマリーは,「自殺を考えたことも確かにありました。でも,自殺しないでいる限り,希望がいつもあることに気づいたのです」と言いました。すべてを終わらせるのでは,何の解決にもなりません。不幸なことに,多くの若い人は絶望的になると,自殺以外の道,あるいは良い結果がもたらされる可能性を頭に描くことさえできなくなります。ですからマリーは体にヘロインを注射して問題を隠そうとしました。「私は自信に満ちていました ― 麻薬が切れるまでは」と,彼女は言いました。

  • なぜこんなに憂うつな気分になるのだろう
    若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え
    • [107ページの囲み記事]

      重いうつ病でしょうか

      大した問題はなくても,下に掲げた症状の一つや二つを一時的に経験することはだれにでもあります。しかし,もし幾つかの症状がいつまでも解消しないとか,いずれかの症状が通常の活動を妨げるほど著しいようであれば,(1)体の病気があって医師による徹底的な検査を必要としているかもしれず,あるいは(2)油断できない精神障害 ― つまり重いうつ病 ― かもしれません。

      何をしても楽しくない。以前は楽しかった活動も楽しいと思えません。現実感がなく,霧の中にいて,生きているふりをしているだけのように感じます。

      自分に全く価値がないと思える。自分の生活には人の役に立つ重要なものは何もなく,全く無用であると感じます。自責の念を強く感じるかもしれません。

      気分の激しい変化。かつて外向的であったならば内向的に,あるいはその逆になるかもしれません。そしてよく泣くかもしれません。

      希望が全くない。事態が悪いことを感じますが,自分にできることは何もなく,状態は決してよくならないと感じます。

      死んだほうがましだと思う。苦痛が激しいので,死んだほうがましだとしばしば感じます。

      集中力がなくなる。あることを繰り返し考えます。あるいは本を読んでも理解できません。

      食習慣や便通に変化が起きる。食欲を失うか,または食べすぎます。時々便秘か,または下痢をします。

      睡眠の習慣が変わる。よく眠れないか,または眠りすぎます。しばしば悪夢を見るかもしれません。

      うずきや痛みがある。頭痛,けいれん,腹部や胸部に痛みがあります。大した理由がないのにいつも疲労感があります。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする