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目ざめよ! 1990
目90 1/22 28–29ページ

世界展望

国産のマリファナ

米国におけるマリファナの使用を減らす努力は,失敗というだけでは言い足りないほど大きく裏目に出た。ニューヨーク・タイムズ紙が伝えるところによれば,マリファナ対策に関連した法律を施行するための連邦予算は,1982年には5億2,600万㌦だったが1988年には9億6,800万㌦と急速にふくれ上がった。しかしそれだけの予算をつぎ込んでも,マリファナの入手を困難にすることや,マリファナの使用を減らすことはできなかった。むしろ,国産の極めて強力なマリファナの使用が増加している。アンドルー・マクナブ博士は,カナダのメディカル・ポスト紙上で,そうした国産のマリファナは350種類もの有毒化合物を含んでいる可能性があると警告している。

『中心的な役割を果たす国連』

第44回国連総会に出席した外交官たちは,解決が切望されている世界の3大課題は,発展途上国の負債,麻薬取り引き,環境保護であると語った。国連はこれらの問題の解決に関与しなければならないという点で大方の意見は一致した。全加盟国は,「平和と公正を実現するための人類最後の希望として国際連合が中心的な役割を果たすべきであると力説した」と,総会の議長は述べた。

ほぼすべての航空機で禁煙

米国の立法府は,国内のほぼすべての民間航空機の機内を禁煙にすることで合意した。米国では毎日約1万6,000便が運航している。その法律によって喫煙が許されるのはその中の約20の便だけである,と接客乗務員協会のある陳情者は語った。一上院議員は,「今や我々は航空機内の喫煙を実質的に禁止するところまでこぎ着けた」と述べた。

“威厳のある”親が一番

「苛酷ではないが,はっきりとした制限を設け,それをしっかりと守る親に育てられた子供のほうが,良い成績をとり,人ともうまくいく可能性がずっと高いようだ」と,US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌は述べている。そのような親は,“威厳のある”親(「こういうわけだからこうしなさい」)と呼ばれる。これとは対照的に,別のしつけ方をすると,つまり,“押し付けがましい”態度(「親の言うことは聞くものだ」)や“何でも許容する”態度(「好きなようにしてもいい」)をとると,子供は全く違う振る舞い方をした。20年に及ぶ研究によって,威厳のある親に育てられた子供のほうが,しっかりしていて不平をこぼさず,自制心や自立心があること,さらには麻薬を試すようになる可能性も低いことが分かった。この研究を行なったカリフォルニア大学の心理学者ダイアナ・ボームリンドはこう述べている。「威厳のある親は威張らない。そして,自らの責務として,子供が学校で何をしているか,どんな友達がいるかなど,子供のことを知るようにする。子供を監督するときの態度には,子供に対する強い責任感が表われている。そして,子供との対決を恐れない」。

どん欲は人類を瀬戸際に追い込む

カナダ王立協会のディグビー・マクラレン総裁は,カナダのバンクーバーで開かれた最近のある会議で,「我々は人間を全世界の破壊者また転覆者とみなす」と述べた。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の後援による,国際的な科学者や学識経験者のこの会議は,物質の富の追求が人類を破滅の瀬戸際に追い込んだと結論した。マクラレン氏はさらに,科学や技術の進歩は,物質的な繁栄に身をやつし,文化や精神の価値を軽視する風潮を誘発している,とも述べた。同会議は,人類が協力して地球を元通りにするために,国家的,人種的,宗教的障壁を除去するよう訴えた。

象 ― 今や絶滅の恐れのある種

去る10月にスイスのローザンヌで開かれた,「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」の締約国会議において,アフリカ象が絶滅の恐れのある種のリストに載せられた。そのような措置により象牙取り引きは禁止される。この会議は,こうした動きが象牙ハンターによる密猟を阻止するものと期待している。アフリカ象の生息数は過去10年で半減したとみられている。1979年にはアフリカ大陸に130万頭の象がいたが,今では約62万5,000頭になった。

人食いライオン

南アフリカのクルーガー国立公園は,モザンビークとの国境沿いにある長さ320㌔ほどの細長い公園である。モザンビーク人の中には,内戦から逃れるために大きな命の危険を冒して同公園内に流れ込む人が少なくない。危険というのは,この公園には,ライオンや他の危険な動物が沢山いるからである。大抵,ライオンは人間を避けるが,難民の移動によって人肉の味を覚えたのではないかと懸念されている。ライオンは,動けなくなった人や疲れ果てて倒れた人を簡単に打ち負かせるからだ。最近,南アフリカで3人がライオンに殺されたが,そのうち二人はクルーガー国立公園内で襲われた。そのため公園の警備員たちは,人食いになったライオンをすべて追跡して殺すよう指示を受けている。

もう一つの脅威

最近の麻薬禍に新たな一面が加えられた。雨林の破壊である。「ペルーのコカ栽培者は,アメリカとヨーロッパにおけるコカインの需要に駆り立てられ,アマゾンの雨林を広範囲にわたって伐採し,何百万ガロンもの有毒化学物質をアマゾンの高地や上流に捨てている」と,ニューヨーク・タイムズ紙は述べている。その報道によれば,コカ栽培者は,「二つの国立公園と二つの国有林に侵入し,“ジャングルのまゆ毛”として知られるひ弱な雲霧林の大半を伐採し,優に20万㌶を超えるとみられる熱帯林を破壊した」。ペルーのアマゾン地方で栽培されている作物の中で,現在最大の収量を誇るのがコカの葉である。農民たちはコカの栽培に走り,表土の浸食を防ぐ先祖伝来の農法を捨てた。

文明のただ中でのうつ病

現代文明は人々の幸福を増し加えるだろうか。世界各地の調査結果を集めた最近の研究によって,先進国のあるグループでは第二次世界大戦後にうつ病の比率が上昇し,2倍になった国もあることが判明した。最も強い影響を受けているのは,おおむね若者たちである。一方,昔ながらの社会機構を持つ貧しい国々では,同じ期間にうつ病の比率はわずかに上がっただけである。これはなぜか。ボストン・グローブ紙によると,調査を行なった研究者たちは,それらの先進国では,都市生活を求める風潮が,どこへでも移動しやすくなった傾向と相まって,家族のきずなと社会的な結合を弱めたと推測している。研究の主宰者は,「うつ病は文明化の代償のようだ」と結論している。

砂漠に花を咲かせる

サウジアラビアは,食糧の自給を目指す意欲的な計画の一環として,砂漠に花を咲かせている。この国の砂漠には,面積80㌶の円形緑地が数百か所に散在しており,ポンプで地下深くからくみ上げた水によってかんがいされている。しかし,砂漠を肥えた土地に変えるには,かなりの経費がかかる。政府はすでに,この計画に数十億ドルの資金をつぎ込んだ。「サウジアラビアで小麦を作るには,北極の温室でメロンを作るのと同じほど経費がかかる」と,エコノミスト誌(英文)は述べている。石油産業から得られる収入は無限に思えるかもしれないが,水の供給には限りがある。使っている水のほとんどは,閉じ込められた“化石の”水のある深い帯水層からくみ上げられており,補充はできない。現在のペースで水の消費量が増加し続けると,帯水層は10年ないし20年で干からびてしまう恐れがある。

ローマに初のイスラム教寺院

第二次世界大戦当時のイタリアのファシスト指導者,ベニト・ムッソリーニは,メッカにローマ・カトリックの教会を建てることが許可されない限り,ローマにモスク(イスラム教寺院)を建てる許可は与えないと言って,ローマにおけるモスク建造を許さなかったと伝えられている。しかし時代は変わった。バチカンの北東5.5㌔ほどの所にモスクが建設されているうえ,その建築技師たちはそれをヨーロッパ最大のモスクと呼んでいる。「ヨーロッパ最大と言えば語弊があるが,たとえそうではないとしても,これはヨーロッパで最重要のモスクである。これが,キリスト教の中心地,言わばカトリック主義のメッカに位置する唯一のモスクであることは純然たる事実だ」と言うのは,ローマのイスラム文化センター所長,アブドゥル・カユウム・ハンである。それでも,バチカンは公式に好意的な立場をとっているという。

災害が米国を襲う

1989年9月と10月に,二つの災害が米国内の異なった地域を荒廃させた。まず,風速約60㍍のハリケーン・ヒューゴーが米国南東部に吹き荒れ,破壊のつめあとを残した。10月17日には,マグニチュード7.1の地震がサンフランシスコ湾岸地方を揺さぶり,米国西部で数十人の死者を出し,推定数十億ドルの被害を与えた。時を同じくして,その翌日と翌々日(10月18日,19日)に,マグニチュード6前後の一連の地震が中国北部を揺すり,少なくとも29人の死者が出た。

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