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聖書の5番目の書 ― 申命記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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扱われている期間: 2か月(西暦前1473年)
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聖書の5番目の書 ― 申命記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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6 (イ)申命記の中にどんな時代のことが扱われていますか。(ロ)この書はいつごろまでに事実上書き終えられていましたか。
6 申命記の中に記されている出来事はいつ起きましたか。その初めのところで,この書そのものが,『第四十年,第十一月,その月の一日に,モーセはイスラエルの子らに話すことになった』と述べています。申命記の記録の完成後,ヨシュア記は,ヨルダンを渡る三日前のことからその記述を始めています。それを渡ったのは「第一の月の十日」でした。(申命記 1:3。ヨシュア 1:11; 4:19)上記のことから,申命記の中の出来事の期間としては2か月と1週間が残ります。しかしながら,この9週間の期間のうちの30日はモーセの死を悼むことに用いられました。(申命記 34:8)つまり,申命記の中のすべての出来事は事実上,第40年の第11月のうちに起きたに違いありません。その月の終わりまでに,この書を書き記すこともほとんど完了し,モーセの死は第40年の第12月の初め,すなわち西暦前1473年の初めごろのことであったに違いありません。
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