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    ものみの塔 2009 | 11月1日
    • その語は何を意味するか

      あなたの話す言語を学んでいる人から,何かの単語の意味について尋ねられたことはありませんか。ご存じのとおり,そのような質問に答えるのは必ずしも簡単ではありません。単語によっては,幾つもの意味があるからです。それで,そう尋ねた人に,その語がどんな文の中に出ているかを聞き返したことでしょう。文脈が分からなければ,その語がどの意味で使われているのかを特定するのは難しいかもしれません。例えば,英語の“iron<アイアン>”という語の意味を尋ねられたとしましょう。この語は,文脈によって,異なった意味を持ちます。鉄という金属や,衣服のしわを伸ばしたり折り目をつけたりするためのアイロン,あるいはゴルフ用クラブを意味することがあります。別の文脈では,手かせや足かせ,また栄養素としての鉄分を指すことさえあります。動詞として使うときは,布にアイロン掛けすることを意味する場合もあります。“iron out<アイアン アウト>”という熟語で使われると,「解決する」という全く異なった意味になります。問題の文脈には一体どれが当てはまるのでしょうか。

      辞書には,その語の意味がすべて載せられているかもしれません。それらの意味をよく使われる順に並べている辞書さえあります。しかし,意味を特定するには,その語が用いられている文脈を考慮しなければなりません。例えば,自分の体に何かの症状が現われているとしましょう。医学には詳しくありませんが,その原因を知りたいと思います。医学辞典によれば,その症状は,あることが原因となっている可能性が90%ですが,全く別のことが原因となっている可能性も10%はあるようです。正確な判断を下すためには,さらに多くの知識が必要になります。同様に,ある単語が90%まで特定の意味で使われることを知っていても,いま読んでいる重要な文の中でそれ以外の意味で使われているなら,その知識は役に立ちません。その語を正しく理解するには,文脈をもっとよく知る必要があります。

      聖書中の言葉を研究する場合も,その語が出てくる文脈を知る必要があります。例えば,よく「霊」と訳される原語には様々な意味があり,意味はそれぞれの文脈によって決まります。「風」と訳すのが正しい場合もあります。(出エジプト記 10:13。ヨハネ 3:8)他の文脈では,人間であろうと動物であろうと,あらゆる生き物の内にある生命力を指すこともあります。(創世記 7:22。詩編 104:29。ヤコブ 2:26)目に見えない,天の被造物も,霊と呼ばれています。(列王第一 22:21,22。マタイ 8:16)神の活動する力は,聖霊と呼ばれています。(創世記 1:2。マタイ 12:28)この語は,人に働きかけて特定の態度や性向や感情を示させる力,また一群の人々の表わす支配的な精神の傾向を指すのにも用いられています。―ヨシュア 2:11。ガラテア 6:18。

      ヘブライ語やギリシャ語の辞書には,そうした様々な意味が挙げられているかもしれませんが,それぞれの文においてどの意味で使われているかを判断するには,文脈を考えなければなりません。b このことは,聖書を原語で読む場合でも,自分の言語に翻訳されたものを用いる場合でも同じです。

  • ヘブライ語やギリシャ語を学ぶ必要がありますか
    ものみの塔 2009 | 11月1日
    • b 注意すべき点として,聖書語句の辞書や辞典の中には,個々の単語の意味を説明するのではなく,「ジェームズ王欽定訳」など,特定の翻訳聖書での訳例を載せているだけのものもあります。

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