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  • あなたは懲らしめを受け入れることができますか
    ものみの塔 1986 | 5月1日
    • 彼らは懲らしめを退けた

      懲らしめを退けた人に,自分の弟アベルをねたんだカインがいます。カインが正しい道を踏み外し始めたのをご覧になったエホバは,彼を諭して,こう尋ねられました。「なぜあなたは怒りに燃えているのか。なぜあなたの顔色は沈んでいるのか。善いことを行なうようになれば,高められるのではないか。しかし,善いことを行なうようにならなければ,罪が入口にうずくまっており,それが慕い求めているのはあなたである。あなたはそれを制するだろうか」。(創世記 4:6,7)カインは耳を傾けませんでした。彼は弟アベルを殺して,人類史上初めての殺人を犯してしまいました。―創世記 4:8-16。

      サムエルの時代には,エリの息子たちも懲らしめを受け入れませんでした。父親はエホバの聖所で仕える大祭司でしたが,息子たちは地位を利用して供え物を盗んだり,女たちを誘惑して不道徳な行ないをしたりしていました。父は息子たちをけん責したものの,それは説得力のないけん責で,彼らは聴き従いませんでした。結果はどうでしたか。彼らは懲らしめを退けたために戦いで殺されてしまい,その知らせに接したエリ自身も,そのショックで死んでしまいました。―サムエル第一 2:12-17,22-25; 3:11-18; 4:1-4,10-18。

      ある人々は聴き従った

      しかし,ほかの人々で,確かに懲らしめを受け入れた人たちもいます。王で戦人だったダビデは,ウリヤの妻と姦淫を犯した上,その夫を殺させるという恐るべき悪事を犯しました。しかしダビデは,預言者ナタンを通して神から与えられたけん責を受け入れたので,エホバはダビデを完全に退けることはなさいませんでした。(サムエル第二 12:1-14)そうです,懲らしめは,人が非常に重大な罪からさえ立ち直るのを助けるものとなります。

      若者だったエリフから助言を受けたヨブは,怒って助言を退けることもできました。ヨブはサタンの手でひどく苦しめられていたにもかかわらず,『神をのろって死のう』としたりはしませんでした。そのような記録の持ち主でしたから,ヨブはその若者の助言に聴き従うべき理由を見いだせなかったかもしれません。それでもヨブは確かに耳を傾け,自分は忠誠を保っているけれども,自分の態度はある程度調整を必要としていることを知りました。その後,ヨブはエホバご自身から助言を受ける特権にあずかり,最後には数多くの祝福をもって報われました。(ヨブ 2:9,10; 32:6; 42:12-16)このように,懲らしめは,忍耐と忠実の際立った記録の保持者をさえ助けるものとなります。

      使徒ペテロもまた,懲らしめを受けました。ペテロはイエス・キリストの使徒の一人で,イエスの変ぼうの証人でしたし,キリストから「王国のかぎ」を託された人だったことを思い起こしてください。(マタイ 16:18,19)ところが,ある時,イエスの比較的新しい追随者だった使徒パウロは,アンティオキア会衆でペテロをその行なった事柄のゆえに公に懲らしめました。ペテロは明らかにその懲らしめを受け入れました。というのは,後日,彼は「わたしたちの愛する兄弟パウロ」について語っているからです。(ペテロ第二 3:15。ガラテア 2:11-14)したがって,数多くの特権にあずかってきたクリスチャンでも,懲らしめを受けることを予期できる場合もあるでしょう。

  • あなたは懲らしめを受け入れることができますか
    ものみの塔 1986 | 5月1日
    • 一例として,アフリカのある長老は,長年クリスチャンとして歩んできた,ある婦人と話をして,その婦人がクリスチャンにふさわしくない事柄に関係していると警告しました。その助言を与えるのはやさしいことではありませんでしたが,その婦人が立腹したので,よけいに難しくなりました。しまいには,その助言は退けられ,助言を受けた婦人は,彼女を助けようとしていた長老とそれ以上一切関係を持とうとはしませんでした。もし,その婦人が,『愛する友の負わせる傷は忠実である』ということを覚えていたなら,どれほど賢明だったことでしょう。―箴言 27:6。

      懲らしめは,「災いを見て身を隠す者は明敏である。しかし,経験のない者たちは進んで行って,必ず報いを身に受ける」という,聖書のもう一つの箴言を当てはめる助けとなります。(箴言 22:3)この言葉は,同じアフリカのあるクリスチャンの男性を助けるものとなったはずです。その男性は妻子を伴わずに一般のレストランによく出入りするようになり,一部の人々はそのことで当惑していました。その地方の多くのレストランのウエートレスは,実際には客を探す売春婦だったからです。それで,地元の長老たちはその事について何度か当人に話しました。しかし,その人は,度々かなり激高した態度で助言を退けました。ところが,ついに不道徳のわなに陥ってしまいました。好意をもって与えられた助言に留意していたほうが,どれほど賢明だったことでしょう。

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