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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2000
塔00 12/1 32ページ

宗教上の一致は間近いか

「我々は,互いの教会史上,重要な日を目撃している」と,ルーテル世界連盟議長クリスティアン・クラウゼは述べました。同様に法王ヨハネ・パウロ2世も,「クリスチャンの間の完全な一致を回復する困難な道における里程標」について述べました。

こうした熱意あふれる言葉が語られることになったのは,1999年10月31日にドイツのアウグスブルクで「義認の教理に関する共同宣言」が承認され,公式の声明文に調印がなされたからです。この調印は時期と場所をよく選んで行なわれました。プロテスタントによる宗教改革の口火となったとされる事件,すなわちマルティン・ルターが95か条の論題をウィッテンベルクの城教会の扉に釘で打ち付けたのは1517年10月31日でした。アウグスブルクは言うまでもなく,1530年にルーテル派が自分たちの基本信条であるアウグスブルク信仰告白を提出した場所で,カトリック教会がこの信仰告白を退け,結果としてプロテスタント教会とカトリック教会の間に和解し難い分裂が生じました。

「共同宣言」は,その主張どおり,教会の不一致を克服する決定的な一歩となるでしょうか。関係者すべてが楽観的な見方を持っているわけではありません。250人を超えるプロテスタント神学者は,カトリック教会に主導権を握られないよう警告し,反対の請願書に署名しました。プロテスタント信者はまた,カトリック教会が2000年を特別な贖宥の年と宣言したときにいらだちました。そもそも,500年ほど前,その贖宥という慣行が原因して分裂が生じたのです。アウグスブルク信仰告白とトレント公会議によるカトリックの反駁はどちらもまだ有効であるため,一致が保証されたとはとうてい言えません。

キリスト教世界内の分裂や不一致は甚だしく,何らかの共同宣言に署名して修復できるようなものではないのです。さらに,信仰の一致は,神の言葉 聖書にしっかりと基づいた信条を持つかどうかにかかっています。(エフェソス 4:3-6)真の一致は妥協からではなく,神が求めておられる事柄を学び,それを行なうことによって得られるのです。忠実な預言者ミカはこう言明しました。「もろもろの民は皆,それぞれ自分たちの神の名によって歩む。しかしわたしたちは,定めのない時に至るまで,まさに永久に,わたしたちの神エホバの名によって歩む」。―ミカ 4:5。

[32ページの図版のクレジット]

© Ralph Orlowski/REUTERS/Archive Photos

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