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1987 エホバの証人の年鑑1987 エホバの証人の年鑑
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神の民の間に見られる神の平和
1986年の夏に北半球で始まり,今でも他の国々で引き続き行なわれている地域大会は,適切にも「神の平和」という主題に基づいています。国際連合は1986年を国際平和年と呼びました。しかしそれは,平和の必要にこたえる年になったでしょうか。世界の諸宗教が国際平和年を全面的に支持したにもかかわらず,真の平和が達成される見込みは薄らぐ一方です。これは,地の諸国民が自分勝手な方法で平和の到来を待ち望んでいるからです。神の預言者が予告したように,彼らは,『平和がないのに,「平和だ! 平和だ!」と言って』いるのです。(エレミヤ 8:11)み子イエス・キリストの手中にある神の王国が,サタンの支配下にある政治体制を『打ち砕いて終わらせる』時に初めて,地上には真の平和が到来するのです。―ダニエル 2:44。
一方,エホバの民は神の方法に従って,「平和を求めてそれを追い求め」てゆきます。(ペテロ第一 3:11)「神は平和をもってその民を祝福される」,「平和の良いたよりを足にはく」,「結合のきずなである平和のうちに霊の一致を守る」,また「平和の神は,まもなくサタンをあなた方の足の下に砕かれる」という主題をそれぞれ連続四日間強調した「神の平和」地域大会は,平和を愛する証人たちにとってすばらしい祝福となりました。これらの大会に関する報告は「ものみの塔」と「目ざめよ!」両誌に掲載されていますが,アフリカの,人口677万6,232人のザンビアでは,出席者は62万9,953人という驚くべき人数に達しました。したがって,少なくとも住民11人に一人が出席したことになります。これらの大会は,手がけている業を遂行するよう,わたしたちを強め,平和を破る首謀者であるサタンとそのすべての業が間もなくこの地上から除き去られるという,わたしたちの確信を堅くするものとなりました。
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[18ページの図版]
「神の平和」地域大会
競技場の群衆の典型的な光景,新しい出版物の感動的な発表,オーストリアで使われた“島”型のステージ,バプテスマのさまざまな光景
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