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離婚聖書に対する洞察,第2巻
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イエス・キリストは,「女を見つづけてこれに情欲を抱く者はみな,すでに心の中でその女と姦淫を犯した」ことを指摘なさいました。(マタ 5:28)とはいえ,イエスは,心の中にあるだけで実行に移されていないことでも離婚の根拠になる,と言っておられたわけではありません。キリストの言葉が示しているのは,人は心を清く保つべきであって,みだらな考えや欲望を抱くべきではないということです。―フィリ 4:8; ヤコ 1:14,15。
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離婚聖書に対する洞察,第2巻
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聖書には,クリスチャンは配偶者が身体的に夫婦の行為をできないのであれば,または配偶者が精神異常になったり,不治の病や忌まわしい疾患にかかったのであれば離婚してもよい,とは一言も述べられていません。クリスチャンは愛を示すべきなのですから,離婚することではなく,そのような配偶者を憐れみ深く扱うことが必要でしょう。(エフェ 5:28-31)また,聖書はクリスチャンに,宗教の違いを理由に配偶者と離婚する権利も与えていません。それどころか,クリスチャンは未信者の配偶者のもとにとどまることによってその人を真の信仰の側に引き寄せられるかもしれないことを示しています。―コリ一 7:12-16; ペテ一 3:1-7。
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