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この世界はどのように終わりに至るかものみの塔 2012 | 9月15日
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別の世界強国は登場しない
13. ダニエルが述べた像の5番目の部分について,何が分かりますか。
13 ダニエル書の預言を調べると,わたしたちが時の流れのどこにいるかが明確になります。ダニエルは,幾つかの金属から成る人間の形をした像について述べています。(ダニ 2:28,31-33)その像は,これまで神の民に大きな影響を及ぼしてきた一連の世界強国を表わしています。バビロン,メディア-ペルシャ,ギリシャ,ローマ,さらに最後の世界強国です。その最後の世界強国は,いま存在しています。ダニエルの預言を研究すると分かりますが,この世界強国は,像の足と指で表わされています。第一次世界大戦中,英国と米国は特別な提携関係に入りました。ですから,ダニエルの像の5番目の部分は,英米世界強国を表わします。足は像の最後にあり,それ以上,世界強国が登場しないことを示しています。足と指が鉄と粘土から成っていることは,英米世界強国の弱体化した状態を表わしています。
14. ハルマゲドンが始まる時に支配的な世界強国となっているのは,どの世界強国ですか。
14 ダニエルのこの預言は,大きな石で表わされている神の王国が,1914年にエホバの主権という山から切り出されたことを示しています。この石は今,像の足の部分を目掛けて猛烈な勢いで進んでいます。像の足もそれ以外の部分も,ハルマゲドンで打ち砕かれます。(ダニエル 2:44,45を読む。)ですから,ハルマゲドンが始まる時に支配的な世界強国となっているのは,英米世界強国です。ダニエルの預言が完全に成就するのを目撃するのは,何と素晴らしいことでしょう。b
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この世界はどのように終わりに至るかものみの塔 2012 | 9月15日
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b ダニエル 2章44節には,「これらのすべての王国を……終わらせ(る)」とありますが,ここで言われている王国とは,像の各部分によって描かれている王国,つまり世界強国のことです。しかし,この聖句に類似した預言によれば,「全能者なる神の大いなる日」に「人の住む全地の王たち」は結集し,エホバに敵対します。(啓 16:14; 19:19-21)したがって,像に含まれる諸王国だけでなく,この世の他の王国すべても,ハルマゲドンで滅ぼされます。
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