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  • 美しい地球を楽しむ
    ものみの塔 2007 | 2月15日
    • 美しい地球を楽しむ

      人類の住まいは,天文学者たちが観察してきたように,果てしなく広がる無限の宇宙の中の小さな点にすぎません。物質宇宙において,生命はほかのどこにも見つかっていません。地球というこの惑星にのみ,最適の環境が存在するのです。

      それだけでなく,わたしたちはこの美しい地球で生活を楽しむことができます。寒い日に太陽のぬくもりを感じるのは,何とも心地よいものです。また,目をみはるような日の出や夕日に心を打たれない人がいるでしょうか。もちろん太陽は,わたしたちの感覚を楽しませるだけではありません。わたしたちの存在そのものに欠かせないのです。

      気が遠くなるほどの長い年月にわたり,太陽の重力によって,地球や他の惑星は安定した軌道上に保たれてきました。また,学校で習うように,太陽系全体が軌道を描き,天の川銀河の中央部を中心として回っています。しかし,この銀河の中で太陽は,同じように運行している1,000億以上の恒星の一つにすぎません。

      天の川銀河は35ほどの銀河と結びつき,銀河団を形成しています。もっと大きな銀河団には,幾千もの銀河を含むものもあります。もしわたしたちの太陽系が,ずっと大きな密集した銀河団の中に位置していたなら,これほど安定してはいなかったでしょう。しかし,そうした位置にはなく,「わたしたちのいる場所ほど複雑な生命形態に適した」場所は宇宙にほとんどないと,ギリェルモ・ゴンザレスとジェイ・W・リチャーズは「恵まれた惑星」(英語)という本の中で述べています。

      この惑星に生命が存在するのは,偶然の所産でしょうか。すなわち,ビッグバンによる何らかの過程で生じた偶発的な結果ですか。それとも,この美しい地球上の生命には,もっと壮大な意味があるのでしょうか。

      多くの人は,地球という住まいが,生命を支えるという明確な意図をもって設計されたという結論に至っています。a 何世紀も前に,あるヘブライ人の詩人は,天と地に注意を向けてこう書きました。『わたしがあなたの指の業であるあなたの天を,あなたの定められた月や星を見るとき,死すべき人間は何者なのですか』。(詩編 8:3,4)この詩人は,創造者がいるに違いないと信じていました。科学の時代である今日,それは理にかなった結論だと言えるでしょうか。

      [脚注]

      a 「詩編」の特に8編をご覧ください。

      [3ページの囲み記事/図版]

      「遠くから見た地球は,宇宙の暗闇の中で青い宝石のようにきらめいている」と,「図解科学百科 ― 驚異の惑星 地球」(英語)は述べている。

      [クレジット]

      Globe: U.S. Fish & Wildlife Service, Washington, D.C./NASA

  • ユニークな太陽系 ― どのように生じたか
    ものみの塔 2007 | 2月15日
    • ユニークな太陽系 ― どのように生じたか

      宇宙の中でわたしたちのいる場所がユニークであることには,様々な要素が関係しています。わたしたちの太陽系は,銀河系の渦巻き状になった腕の間の,星が比較的少ない場所に位置しています。夜に見える星のほとんどは非常に遠いため,最大級の望遠鏡で見ても小さな光の点にすぎません。その位置がよいのはどうしてでしょうか。

      もし太陽系が銀河系の中心に近かったなら,わたしたちは密集した星の中にいることによって有害な影響を受けます。例えば,地球の軌道にはおそらくずれが生じることになり,それは人間の生活に甚大な影響を与えます。そうした危険を避ける上で,太陽系は銀河の中で最適の位置にあるようです。さもなければ,ガス雲を通過して熱くなりすぎたり,星の爆発などによる致死的な放射線にさらされたりする危険もあります。

      太陽は,わたしたちの必要にかなった理想的な星です。燃焼が安定しており,寿命が長く,大きすぎることも熱すぎることもありません。銀河系の星の大半は太陽よりずっと小さく,地球のような惑星での生命の維持に必要な適度の光や熱を供給できません。加えて,ほとんどの星は他の一つ以上の星と重力によって結びついており,互いの周りを回っています。対照的に,太陽は単独の星です。もし二つ以上の太陽の重力に対処する必要があったなら,わたしたちの太陽系は安定していなかったでしょう。

      太陽系をユニークなものにしている別の要素は,巨大な外惑星の位置です。それらの惑星は円に近い軌道を持ち,内側の地球型惑星に対して脅威となる重力作用を及ぼすことはありません。a むしろ,危険な物体をのみ込んだり,わきへそらしたりして,保護する役目を果たします。「稀有な地球 ― 複雑な生命体が宇宙にありふれていない理由」(英語)という本の中で,科学者のピーター・D・ウォードとドナルド・ブラウンリーは,「小惑星や彗星が過度に地球にぶつからないのは,地球のかなたにある木星などの巨大なガス体の惑星のおかげである」と説明しています。巨大惑星を持つ太陽系はほかにも見つかっていますが,ほとんどの場合それら巨大惑星の軌道は,地球のような小さな惑星を危険にさらします。

      月の役割

      古代から人類は月を見て感嘆の念に満たされ,詩人や音楽家はインスピレーションを受けてきました。例えば古代のヘブライ人の詩人は月について,「定めのない時にわたって堅く立てられる。空における忠実な証人のように」と述べています。―詩編 89:37。

      月が地球上の生命に影響を及ぼす一つの重要な面は,その引力が潮の満ち引きを生じさせることです。潮の動きは海流のもととなっていると考えられており,海流は気象パターンに深くかかわっています。

      月が果たす別の肝要な目的は,月の重力が,地球の公転面に対する地軸の傾きを安定させているということです。科学雑誌「ネイチャー」(英語)によると,月がなければ地軸の傾きは長い期間にわたって「0[度]から85[度]近くまで」振れることになります。もし地軸が傾いていなかったらどうなるかを想像してみてください。喜ばしい季節の変化はなくなり,雨が不足します。さらに,地球が傾いていることにより,地上の温度は人間が生存できないほど極端にならずにすんでいるのです。「気候が安定している現状は,月の存在という特別な事象に拠る」と,天文学者ジャック・ラスカルは結論しています。地球を安定させる役割を果たすために,月は大きく,巨大惑星の衛星の大きさを相対的に上回っています。

      この地球の衛星のさらに別の働きは,古代に聖書の創世記の筆者が書いたように,夜間の光となることです。―創世記 1:16。

      偶然か意図されたものか

      たくさんの要素が同時に成り立っていることにより,地球に生命が存在するだけでなく,地球上での生活を楽しめることを,どのように説明できるでしょうか。答えは二通りしかないように思えます。一つは,これらの現実すべてが,何の目的もない,ふとした偶然の所産であるというものです。もう一つは,背後に何か知的な意図があるということです。

      聖書は何千年も前から,宇宙が創造者 ― 全能の神 ― によって考え出され,造られたとしています。それが事実なら,わたしたちの太陽系の中に存在する環境は,偶然の所産ではなく,意図的な設計によるということになります。創造者は,地球上に生命が存在することを可能にした,一連の段階の記録ともいうべきものを残しておられます。それは3,500年ほど前のものですが,そこに記されている宇宙の歴史における出来事は,起きたに違いないと科学者たちが考えている事柄と基本的に合致すると知って,驚かれることでしょう。その記録は聖書の創世記に収められています。どんなことが述べられているか調べてみましょう。

      創造に関する創世記の記述

      「初めに神は天と地を創造された」。(創世記 1:1)この聖書の出だしの言葉は,わたしたちの太陽系の創造に言及しています。それには地球や,宇宙を構成する幾百億もの銀河の中の星の創造も含まれます。聖書によれば,かつて地球の表面は「形がなく,荒漠として」いました。大陸も産出的な地もありませんでした。しかし,続く言葉は,生命を維持する惑星にとって最も重要な条件であると科学者たちが言うものを強調しています。それは,豊富な水です。神の霊が「水の表を行きめぐっていた」のです。―創世記 1:2。

      地表の水が液体の状態を保つためには,惑星は太陽からちょうどよい距離になければなりません。「火星は寒すぎ,金星は暑すぎ,地球はちょうどよい」と,惑星科学者のアンドリュー・インガソルは説明しています。同じように,植物が育つためには,十分な光が必要です。注目に値することとして,聖書の記述によると,海は赤ちゃんを包む「くるみ帯」のような濃い水蒸気の雲に覆われていましたが,初期の創造の期間に神は,太陽の光がそれを突き抜けるようにされました。―ヨブ 38:4,9。創世記 1:3-5。

      創世記の続く節では,創造者が聖書の言う「大空」を生み出されたことが分かります。(創世記 1:6-8)この大空は,地球の大気を構成する気体で満たされます。

      続いて聖書は,神が形のない地球の表面を変化させて,乾いた陸地を造られたことを説明しています。(創世記 1:9,10)神は地殻がしゅう曲して動くようにされたようです。結果として,深い溝が形成され,大陸が海から押し出されたのかもしれません。―詩編 104:6-8。

      地球の歴史のある時点で,神は海の中に微小な藻類を創造されました。それら自己繁殖する単細胞の生物は,太陽のエネルギーを利用して,二酸化炭素を食物に変えると共に酸素を大気中に放出し始めました。この見事な過程は,創造の第3の期間に草木が創造され,やがて地を覆ったことにより,促進されました。それで大気中の酸素の量が増え,人間や動物が呼吸によって生命を維持できるようになりました。―創世記 1:11,12。

      創造者は,地を産出的にするために,土の中に様々な微生物がすむようにされました。(エレミヤ 51:15)それらの極めて小さな生物は,死んだものを分解し,植物の成長に使われる元素をリサイクルします。土の中にいる特殊なバクテリアは,空気中の窒素を取り入れて,植物がその必要不可欠な元素を使って成長できるようにします。驚くべきことに,一握りの肥沃な土の中に60億もの微生物がいることがあります。

      創世記 1章14-19節は,創造の第4の期間に太陽や月や星が形成された様子を描写しています。一見すると,それに先立つ聖書の説明と矛盾しているように思えるかもしれません。しかし,覚えておきたいのは,創世記の筆者であるモーセが,もし地上に観察者がいたとしたらどう見えたかという観点で創造に関して記述したということです。第4の期間に,地球の大気を通して太陽や月や星が見えるようになったようです。

      創世記の記述によると,海の生物は創造の第5の期間に現われ,陸上の動物や人間は第6の期間に現われました。―創世記 1:20-31。

      地球は楽しむものとして造られた

      創世記の記述に描写されているとおり地球上に存在するようになった生命は,楽しむように造られたと思われないでしょうか。よく晴れた日に目覚め,新鮮な空気を吸い,生きている喜びを感じたことはありませんか。庭園を散歩し,美しい花やその香りを楽しまれたこともあるかもしれません。あるいは,果樹園を歩いておいしい果物を採ったことがあるでしょうか。そのような楽しみは,以下のものがなければ不可能でした。(1)地球上の豊富な水,(2)太陽からの適度な熱と光,(3)種々の気体がちょうどよく混ざった大気,(4)肥沃な土壌。

      火星や金星など,太陽系の他の惑星には見られない,これらすべての特徴は,偶然の所産ではありません。地球上での生活が快いものとなるように,精密に調整されたのです。続く記事で取り上げられますが,聖書は創造者がこの美しい惑星を永久に存続させることを意図しておられるとも述べています。

      [脚注]

      a わたしたちの太陽系の四つの内惑星 ― 水星,金星,地球,火星 ― は表面が岩石から成っているため,地球型惑星と呼ばれています。巨大な外惑星 ― 木星,土星,天王星,海王星 ― は,主にガスで構成されています。

      [6ページの囲み記事]

      「地質学者としてのわたしが仮に,地球の起源および地球上の生命の発展に関する現代の考えを,創世記が語りかけた諸部族のような,素朴で牧歌的な民に手短に説明するように求められたとしたら,わたしは,創世記 1章にある表現法の多くに固く従う以外の良い方法を考えつかないであろう」。―地質学者ウォレス・プラット。

      [7ページの囲み記事/図版]

      天文学にとっても最適

      もし太陽が銀河系のどこか違う場所にあったなら,わたしたちは今ほどよく星を見ることができなかったでしょう。「恵まれた惑星」という本はこう説明しています。「わたしたちの太陽系は,……塵の多い光だらけの場所からは遠く離れているため,近くの星も遠い宇宙も全体的にすこぶるよく観察することができる」。

      さらに,月の大きさと地球からの距離は,日食の際に太陽を隠すのに最適です。その畏怖の念を起こさせる珍しい現象のおかげで,天文学者たちは太陽を研究することができます。そうした研究により,星の輝く仕組みに関する多くのなぞが解き明かされてきました。

      [5ページの図版]

      月は,地軸の傾きを安定させるのに十分な大きさ

      [7ページの図版]

      地球上に生命が存在することを可能にしているのは,豊富な水,適度な光と熱,大気,そして肥沃な土壌

      [クレジット]

      Globe: Based on NASA Photo; wheat: Pictorial Archive (Near Eastern History) Est.

  • 創造者からの永遠の贈り物
    ものみの塔 2007 | 2月15日
    • 創造者からの永遠の贈り物

      惑星に生命が存在する上で欠かせないと科学者たちが考えている様々な要素が,聖書の最初の章に述べられているか,はっきり示唆されています。それは驚くべきことではないでしょうか。そうした要素にはどんなものがありますか。

      生命が豊かであるためには大量の水が必要であり,そのことは創世記 1章2節に述べられています。惑星の水が液体の状態を保つには,温度が適切でなければなりません。それには,惑星が太陽からちょうどよい距離にあることが必要です。創世記の記述は,太陽と,太陽が地球に及ぼす影響に,繰り返し注意を引いています。

      人間が住むのに適した惑星には,種々の気体が特定の割合で混ざった大気がなければなりません。この肝要な点については,創世記 1章6-8節で言及されています。創世記 1章11,12節で描写されている草木の成長により,酸素の量は豊富になります。惑星上で多種多様な動物が生活するためには,創世記 1章9-12節に述べられているような,乾いた産出的な陸地が必要です。最後に,気候が極端にならないためには,惑星は適切な角度に傾き,ふさわしい位置に保たれなければなりません。地球の場合,月の重力が一部その役目を果たしています。この衛星の存在と,その恩恵の幾らかについては,創世記 1章14,16節で強調されています。

      古代の筆者モーセは,現代科学の助けもなく,どのようにして上記の要素に注意を向けることができたのでしょうか。それらの要素の重要性を認識する点で,時代に先んじていただけでしょうか。モーセは天と地の創造者の霊感を受けていた,というのが答えです。創世記の記述の科学的な正確さを考えると,そのことは注目に値します。

      聖書がはっきり指摘しているように,周囲の宇宙に見られる驚嘆すべき事柄の背後には意図があります。「天についていえば,天はエホバに属する。しかし地はというと,神はこれを人の子らにお与えになった」と,詩編 115編16節は述べています。詩編の別の部分にはこうあります。「神は地の基をその定まった場所に置かれました。それは定めのない時に至るまで,まさに永久によろめかされることがありません」。(詩編 104:5)宇宙とわたしたちの美しい惑星が創造者によって設計され,生み出されたのであれば,創造者にはそれらを維持する能力もあると考えるのはもっともなことでしょう。ですから,「義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住むであろう」というすばらしい約束の成就を,確信を持って待ち望むことができます。(詩編 37:29)神は確かに「[地球]をいたずらに創造せず」,神の行ないに対する感謝にあふれた人間たちが永久に「住むために形造られた」のです。―イザヤ 45:18。

      聖書によると,イエスが地上に来られたのは,神について,また従順な人類に永遠の命を与えるという神の目的について,わたしたちに教えるためでした。(ヨハネ 3:16)神は間もなく「地を破滅させている者たちを破滅に至らせ」ますが,救いのための神の備えを受け入れる,すべての国民から来た平和を愛する人々は生き残る,と保証されています。(啓示 7:9,14; 11:18)人間が永遠にわたって神の創造の驚異を見いだし,それを楽しめるようになるのは,なんとすばらしい生活なのでしょう。―伝道の書 3:11。ローマ 8:21。

      [8ページの図版のクレジット]

      NASA photo

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