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  • 地震の時にはどうすればよいか
    目ざめよ! 1987 | 3月8日
    • 生存者たちの話

      「それはまるで爆発でした。それも家の下でダイナマイトが爆発しているかのようでした。そして妙な叫び声が聞こえました」と,一人の女性目撃者は「目ざめよ!」誌に語りました。さらに彼女はこう述べました。「まるで深い裂け目に落ちて行くように感じました。私は夫に,『ジョージ,早く,子供たちを外に連れ出して!』と叫びました。それから電灯が消えました。私は一人の子供を,そしてジョージはもう一人のほうの子供をひっつかんで階段を一気に駆け降り,通りに出ました。辺りにはほこりが立ちこめ,近所の家はほとんど倒れていました。けれども大部分の人は通りに出ていたので,亡くなった人は一人もいませんでした」。

      この女性が言った最後の言葉は,地震の時にどうすれば安全かを示しています。つまり,建物から出て,広い場所に行くことです。カラマタで地震が起きたのは日曜日の午後8時20分ごろでしたが,多くの人はすでに通りに出ていました。事実,大勢の人が波止場に集まり,クレタ島との間に新しくできたフェリー航路の開通式を見ていたのです。この偶然の出来事のおかげで大勢の人が命拾いをしたことは疑えません。

      やはり目撃者の一人であるカラレカス氏はこのように述べました。「今まで多くの地震を生き延びてきましたが,今回の地震はこれまでのものとは全く違う,恐ろしいものでした。嵐の中で横揺れする船に乗っているような感じで,歩くこともできませんでした。地震だと分かると私はすぐに戸口のところに行って,戸枠の中に立ち,子供たちにもそうするように大きな声で言いました。しばらくはそこにいたほうが多少なりとも安全に思えたからです。そのあとすぐ家族を急がせて階下へ降り中庭に行きました。幸い,私の家は倒れませんでした」。

      しっかりした戸枠は,命を保護する一時的な安全手段となるかもしれません。しかしこのような場合には,広い場所に素早く避難するのが最善の策と言えます。

  • 地震の時にはどうすればよいか
    目ざめよ! 1987 | 3月8日
    • ですから,洪水や地震などの自然災害が一般に発生しやすい地域では,できる範囲で備えをしておくのは常に賢明なことです。そのような状況のもとでどう行動すべきかを知っておくのは,知恵の道と言えます。「明敏な人は災難が近づくのを見て身を低くする。無知な人はそれに陥り,報いを受ける」と聖書が忠告しているとおりです。―箴言 27:12,新英訳聖書。

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