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過ぐる1年の際立った事柄2006 エホバの証人の年鑑
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10月には,大きな地震が中越地方を襲い,40人が亡くなり,10万人以上が自宅からの避難を余儀なくされました。兄弟たちの中に死傷者はいませんでしたが,200家族余りが被災し,1軒の王国会館が使用不能になりました。地震が始まった時,その巡回区の兄弟たちは巡回大会の準備のために集まっていました。兄弟たちはどうしたでしょうか。支部事務所と地元の地区建設委員会の指示を仰ぎながら,すぐに救援の組織に取りかかりました。ある長老は,「わたしたちはこうした出来事に対して霊的な見方をするよう思い起こさせられました」と述べています。巡回大会は開かれ,地震で被災した人たちも出席しました。
「地震は主人の心を揺り動かしました」。エホバの証人ではない夫を持つある姉妹はこう述べています。この姉妹の家も被害を受けましたが,救援活動を通して生きたクリスチャン愛を見たその夫は,初めて会衆の集会に出席し,「この組織は信頼でき,裏切らない」と語りました。
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過ぐる1年の際立った事柄2006 エホバの証人の年鑑
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[20ページの図版]
洪水の被害を受けた王国会館を掃除する。新潟県
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