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聖書の21番目の書 ― 伝道の書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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書かれた場所: エルサレム
書き終えられた年代: 西暦前1000年以前
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聖書の21番目の書 ― 伝道の書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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5 伝道の書はどこで,またいつ書かれたに違いありませんか。
5 伝道の書は,召集者が「エルサレムで」王であったと述べることにより,その書かれた場所がエルサレムであることを明らかにしています。それが書かれた時は,ソロモンの40年にわたる統治がかなり進んだ,西暦前1000年以前であったに違いありません。すなわち,ソロモンがこの書の中に言及されている数多くの事業に携わった後のこと,そして偶像礼拝に陥る以前のことと思われます。彼はその時までには,この世の営みと物質の利得を追い求めることに関して広範な知識を得ていたことでしょう。当時,ソロモンはなお神の恵みを受けており,神の霊感のもとにあったと考えられます。
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