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牧者の皆さん,偉大な牧者エホバとイエスに見倣ってくださいものみの塔 2013 | 11月15日
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9. イエスは弟子たちに,どんな態度を勧めましたか。
9 霊的牧者の役割に関するイエスの見方は,ある時ヤコブとヨハネが示した見方とは違っていました。それら二人の使徒は,王国における目立った立場を確保しようとしました。しかしイエスはその態度を正し,こう述べました。「あなた方も知っているように,外国の支配者たちは,人々にあれこれ命令することを好みます。また,人々の偉大な指導者たちは,すべての者に対して強い権力を持っています。しかし,彼らのように行動してはなりません。偉くなりたければ,他の人たちすべての僕でなければなりません」。(マタ 20:25,26,現代英語訳)使徒たちは,仲間に対して「威張(る)」こと,人々に「あれこれ命令する」ことを欲する傾向に抵抗しなければなりませんでした。
10. イエスは,長老たちが群れの羊たちをどのように扱うことを期待しておられますか。この点に関して,パウロはどんな手本を示しましたか。
10 イエスは,長老たちが群れの羊たちを扱う際,ご自分と同じ方法を取ることを期待しておられます。長老たちは羊たちの主人としてではなく,仲間の僕として進んで行動しなければなりません。使徒パウロはそうした謙遜な態度を抱いていました。実際,エフェソス会衆の年長者たちにこう語っています。「アジア地区に足を踏み入れた最初の日からわたしがどのようにあなた方と終始一緒にいたか,あなた方はよく知っています。へりくだった思いを尽くし,……主のために奴隷として仕えました」。パウロは,それらの長老たちが真剣かつ謙遜に他の人を助けることを願っていました。こう述べています。「わたしは,このように労苦して弱い者たちを援助しなければならないこと(を),すべての点であなた方に示したのです」。(使徒 20:18,19,35)また,コリントのクリスチャンに,自分はあなた方の信仰に対する主人ではない,と告げました。主人ではなく,喜びのための謙遜な同労者だったのです。(コリ二 1:24)この謙遜さと勤勉さは,今日の長老たちが見倣うべきりっぱな手本です。
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牧者の皆さん,偉大な牧者エホバとイエスに見倣ってくださいものみの塔 2013 | 11月15日
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4. これから,どんな点を考慮しますか。
4 牧者は羊をどのように扱うべきでしょうか。会衆の成員は,自分たちの間で「指導の任に当たっている人たちに従(う)」よう勧められています。一方,長老たちは,「神の相続財産である人々に対して威張る」ことがないよう,諭されています。(ヘブ 13:17。ペテロ第一 5:2,3を読む。)では,任命された長老は,どうすれば羊たちに対して威張ることなく指導の任に当たれるでしょうか。言い換えれば,どうすれば神から与えられた権威を踏み越えることなく,羊の必要を満たすことができますか。
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