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  • 自己犠牲と忠節の模範
    ものみの塔 1997 | 11月1日
    • 6年ほど後に,エリヤの去って行く時が来ました。その離れて行く様子は,ヘブライ語聖書の中でも「きわめて印象的な物語」と呼ばれてきました。

      エリヤは去る準備をする

      エリヤは最後にもう一度ベテル,エリコ,そしてヨルダン川に行くことを望みました。それは何キロも歩くことを意味し,時には険しい山岳地帯を行かなければなりません。エリヤは旅の節目に来るたびに,そのままそこにとどまるようにとエリシャに勧めました。しかしエリシャとしては,最後まで自分の主人に付き従おうとする決意を言い表わしました。―列王第二 2:1,2,4,6。

      ベテルとエリコで,「預言者の子ら」がエリシャに近づきました。a 彼らは,「今日,エホバがあなたの主人をあなたの頭の地位から取ろうとしておられることを本当に知っていますか」と尋ねました。「わたしもよく知っています。黙っていてください」と,エリシャは答えました。―列王第二 2:3,5。

      エリヤとエリシャは次にヨルダン川へと向かいます。ヨルダン川に来ると,エリヤは,預言者の子ら50人ほどがやや離れて見守る中で,一つの奇跡を行ないます。「エリヤは自分の職服を取り,それを丸めて水を打つと,水はしだいにこちらとそちらに分けられたので,彼ら二人は乾いた土の上を渡った」― 列王第二 2:8。

      川を渡り終えてから,エリヤはエリシャに,「わたしがあなたから取られる前に,あなたのためにすべきことを求めなさい」と言います。エリシャは,エリヤの霊の「二つの分」,つまり,ふつう長子に与えられる,二倍の受け分を求めます。実際エリシャは,長子が父親を敬うかのようにしてエリヤを敬ってきました。加えてエリシャは,イスラエルにおけるエホバの預言者としてエリヤの後継者となるよう油そそがれていました。ですからエリシャの願いは,利己的なものでも適切さを欠いたものでもありません。しかしエリヤは,その願いがただエホバによってのみかなえられることを知っていたので,「あなたは難しいことを求めました」と慎み深く答えました。そしてさらに,「あなたから取られるとき,もしあなたがわたしを見るなら,それはそのようにあなたに起きるでしょう。しかし,もし見ないなら,それは起きないでしょう」と述べました。―列王第二 2:9,10。申命記 21:17。

      エリシャはそれまで以上に,主人にしっかり付き従おうと決意したに違いありません。そのすぐ後に,「火の戦車と火の馬」が現われました。驚くエリシャの目の前で,風あらしがエリヤを取り去り,奇跡的な方法で別の場所に移しました。b エリシャはエリヤの職服を拾い上げて,ヨルダン川の岸辺に戻りました。エリシャは,「エリヤの神エホバ,実際,その方はどこにおられるのですか」と言いながら水を打ちました。水は分けられ,エリシャがエリヤの後継者として神の後ろ盾を与えられていることを示す明確な証拠となりました。―列王第二 2:11-14。

  • 自己犠牲と忠節の模範
    ものみの塔 1997 | 11月1日
    • エリシャは最後までエリヤに堅く付き従いました。この年上の預言者を見捨てるよう促されても,そのようなことはしませんでした。エリヤとの間に親密な関係が培われていたので,そのような忠節な愛を示すことは喜びとなったに違いありません。今日の神の僕たちも,神との関係を強くし,仲間の信者と一層親しくなろうと努力しています。固い一致の絆は祝福されます。聖書はエホバに関して,「忠節な者には,あなたは忠節をもって行動(される)」と述べているからです。―サムエル第二 22:26。

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