いちばん多くの人が話すのはどの言語?
最も普及している国際語という観点から考えると,あなたはおそらくこの質問に対し,“英語”と答えるでしょう。ところが,1990年版「ワールド年鑑および事実の本」によると,最も多くの人間が話す言語は,約8億4,400万人が話す北京官話(標準中国語)だそうです。これに比べると,英語を話す人は世界中にいるものの,その数は4億3,700万人です。では,世界リーグで三番目にくるのはどの言語だと思いますか。フランス語ですか。スペイン語ですか。いいえ,ヒンディー語です。主にインドで3億3,800万人が話しています。その同じ出版物によると,ヒンディー語とウルドゥー語(主にパキスタンで9,000万人が話す)は,「本質的にはヒンドスタニー語という同一の言語」だそうです。