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4原則で減量に成功目ざめよ! 1989 | 5月22日
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「運動はわたしたちを変える。代謝率をよくし,筋肉の量を増大させ,筋肉中のカロリー消費酵素のレベルを上げ,脂肪の燃焼を増やす。……体の健康な人でも代謝がわずかながら高まる場合がある。健康な人は,休んでいる時でさえ,太っている人よりも多くのカロリーを燃焼させる」―「健康それとも肥満?」。
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4原則で減量に成功目ざめよ! 1989 | 5月22日
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脂肪を燃焼させるには何種類かの酵素が必要です。もしそれら脂肪を燃焼させる酵素がないなら,「人は太ってゆくことになる。運動によってDNAを刺激し,同時に,生合成に用いられるアミノ酸が欠乏しない程度に十分な食物を取りさえすれば,酵素は増加する」と,ベーリは述べています。
時折,筋肉には急に多量のエネルギーが必要になることがあります。必要なエネルギーの量が1秒の何分の1かの間に50倍にも増大することがあるのです。それだけのエネルギーを得るためには,エネルギー源を代謝する能力のある酵素がなければなりません。そのような酵素 ― カロリーをそれほど速く燃焼させる能力のある特別な酵素 ― は筋肉細胞の中にしかありません。体内で燃焼するカロリー全体の90%は,筋肉の中で燃焼します。それらの酵素は筋肉細胞内に散在するミトコンドリアの中にあり,体が運動している間,エネルギーを供給するために筋肉組織の中で脂肪の燃焼を促進します。
「健康それとも肥満?」は,それらの酵素に関してこう述べています。「定期的なエアロビクスの運動によって実際に各筋肉細胞内のミトコンドリアの数と大きさが増大することは何度も明らかにされてきた。さらに進んだ生化学の研究の結果,運動すると,それらのミトコンドリアの内部に新陳代謝を促す酵素の増加することが確証された」。エアロビクスを行なえばそうなりますが,それをしないと脂肪が生じます。
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