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ケニアとその近隣諸国1992 エホバの証人の年鑑
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1982年12月に,6人の証人たちがクリスチャンの中立の立場ゆえに逮捕されました。彼らも勇敢な人々で,仲間の受刑者が王国の希望をしっかりと保つよう助けました。3年後,彼らは刑務所からいなくなり,その顔を再び見ることはありませんでした。全員処刑されたのです。
この国の中北部にあるデセで,5人の子供の父親でもあるデマス・アムデという名前の一人の教師は刑務所で5年以上拷問され続けました。最初は重労働をさせられ,それから体を曲げた状態で鎖につながれて6か月独房で過ごし,その後病気になっても手当てをしてもらえず,次には2か月間裸にされてシラミに襲われ,それから腸チフスで死にかかっている受刑者ばかりの監房に移されました。最後に,健康を損なって,ガンで体力が衰弱した後,死ぬ間際に釈放されました。彼は1991年2月4日に亡くなりました。最後まで忠実を保ち,復活の希望をしっかりと抱いていました。―ヘブライ 11:37-40と比較してください。
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ケニアとその近隣諸国1992 エホバの証人の年鑑
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[177ページの図版]
復活の時に会えると思われる人々。全員良いたよりに忠節だったために殺害された。上段左から: アイェレ・ゼレルー,ハイル・イェミル,ウビエ・アイェレ,カバ・アヤナ,ゲブレヨハネス・アダノム,アデラ・テショメ,ウォンディム・デメラ,カサ・ゲブレメディン,エシェトゥ・ミンドゥ
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