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第5部 ― 西暦前1000年ころ-前31年 ― 価値のない,神話上の神々目ざめよ! 1989 | 3月8日
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宗教的な儀式を一段と入念に守ること,神殿や彫像や像を用いることは,後代に古代エトルリア人が導入したものです。a その同じ本は,「ローマに初めてギリシャの男神や女神との意味ある接触を持たせた[のも古代エトルリア人であった]。ローマ人は最終的に,事実上何の変更も加えずに,それらの神々を数多く吸収した」と述べています。程なくして,「ローマの宗教は多くの顔と多くの名を持つようになった」と言うことができました。「ローマ人が征服や貿易を通して出会った新しい民はそれぞれ,ローマの万神殿を増し加えたものと見られる」とも記されています。
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第5部 ― 西暦前1000年ころ-前31年 ― 価値のない,神話上の神々目ざめよ! 1989 | 3月8日
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a 古代エトルリア人の起源に関しては論争がありますが,最も広く受け入れられている説によると,彼らは西暦前8ないし7世紀にエーゲ海とアジアの接する地域からイタリアに移り住み,アジアの文化と宗教を持ち込みました。
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