-
アブラハム ― 信仰の模範ものみの塔 2001 | 8月15日
-
-
ユーフラテス川を渡る
13 アブラムはいつユーフラテス川を渡りましたか。その出来事にはどんな意義がありましたか。
13 アブラムは再び旅をしなければなりません。ハランを後にした一行は西に向かい,90㌔ほど旅をします。アブラムは,ユーフラテス川の,古代の交易の中心地カルケミシュの対岸で立ち止まったと考えられます。そこは,隊商が川を渡るのに最適の場所です。b アブラム一行が川を渡ったのはいつだったのでしょうか。聖書の示すところによると,ユダヤ人が西暦前1513年のニサン14日にエジプトを脱出する430年前のことになります。出エジプト記 12章41節にはこうあります。「四百三十年の終わったちょうどその日に,エホバの全軍はエジプトの地を出たのであった」。したがってアブラハム契約は,アブラムが従順にユーフラテス川を渡った西暦前1943年ニサン14日に発効したと思われます。
-
-
アブラハム ― 信仰の模範ものみの塔 2001 | 8月15日
-
-
b 幾世紀も後に,アッシリアの王アシュルナシルパル2世は,カルケミシュの近くでいかだを使ってユーフラテス川を渡りました。アブラムもいかだを使わなければならなかったのか,あるいは彼の一行が単に歩いて渡ったのかについて,聖書は何も述べていません。
-