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  • 目ざめよ! 1993
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  • 性的虐待という危機に取り組む南アフリカ
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    目ざめよ! 1996
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    目ざめよ! 1977
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    目ざめよ! 2008
  • 翻訳にも役立つ
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2005
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目ざめよ! 1993
目93 9/22 28–29ページ

世界展望

複雑さのもとは何か

多くの進化論者は,単純な造りの古生物が長い時間を経て,おそらく自然選択を推進力としてだんだん複雑な造りになったと考えている。最近の研究では,さらに複雑なものへ向かわせる推進力を確認することはできなかった。純古生物学者ダン・マクシェイ博士は,各種ほ乳動物の背骨の化石を調べた。また,軟体動物の化石を重点的に調べる研究も行なわれた。いずれの研究からも,さらに複雑なものへ進化させる推進力の形跡は見つからなかった。また,造りが複雑であるほど生存に有利になるとは限らないことも判明した。ニューヨーク・タイムズ紙によれば,専門家はこれらの発見について,「従来の傾向に沿う考え方になじんできた多くの生物学者には不意打ちとなるだろう」と述べている。同紙はこう指摘している。「マクシェイ博士によれば,複雑なものへ向かわせる推進力という概念は,生物学上の事実の表われというよりは,何らかの進化を見極めたいという科学者の願望の表われに近いかもしれない」。

運動と年齢

運動を始めるのに遅すぎることがあるだろうか。最近,米国東部で行なわれた調査によれば,そのようなことはない。男性1万人あまりを対象にしたこの調査で,「適度に活発な」運動を始めた人は,年齢の別なく平均余命の延びることが明らかになった。45歳から54歳までの間に始めた人が最も益を受け,寿命が10か月ほど延びた。65歳から74歳のグループは6か月延び,75歳から84歳までのグループには2か月の延びがあった。この調査の責任者ラルフ・S・パッフェンバーガー博士は,これらの数字が平均値であるため,他の人と比べて運動からさらに益を得た人がいたということを強調した。心臓発作の予防になるのがおもな利点のようである。とはいえ,運動した人は他の原因で亡くなる可能性も低かった。

トラの骨

伝統的な東洋医学でトラの骨の需要があるため,世界で減少しつづけるトラは脅威にさらされていると,英国の医学誌「ランセット」は述べている。トラの製品の取り引きを規制しようとする国際的な動きはあっても,トラの骨は酒,薬,糖剤(粉末状の薬に,はちみつやシロップを混ぜたもの)などの形で広く商品化されている。アジアのある国は,1991年だけでもトラの骨の入った錠剤1万5,079箱,糖剤5,250㌔,酒3万1,500本を輸出したと伝えられている。世界中で残っているトラは,推定6,000頭ほどにすぎない。

性別ゆえのハンディ

「第三世界の女性は,ほとんど生きがいのない暮らしに甘んじていることがあまりに多い」。最近,ワシントン・ポスト紙に連載された記事の書き出しはこうなっている。同紙のレポーターがアフリカ,アジア,南米の貧しい地域の女性を大勢インタビューしたところによると,「文化や宗教や法律が女性の基本的人権を奪っている場合が多く,時には女性を人間以下の地位に追いやっていた」。例えば,ヒマラヤのある村では,女性が全労働の59%を行なっており,1日14時間も働き,体重の1.5倍の重さの物を運んでいることさえ多かった。調査の結果,「2度,3度と妊娠すると……女性は体力を使い果たして弱り,30代後半には力尽きて老け込み,やがて死ぬ」ことが判明した。一般に,女の子は男の子と比べると,与えられる食べ物が少なく,早くから学校をやめて働かされ,病気の手当てもあまりしてもらえない。女児を,不経済な足手まといと見て殺す母親も少なくない。レポーターの指摘によれば,インド南部の農村部では,子供の口を開け,煮えたぎったチキンスープを無理やり飲ませるのが嬰児を殺すごく普通の方法になっている。警察のある幹部は,そのような犯罪を取り締まっているかどうかを尋ねられ,「さらに急を要する問題がある。そのような事件は通報されることがほとんどなく,気にかける人もほとんどいない」と答えた。

ないと困る月

地球を生存に適したかけがえのない場所にしている際立った要因はいろいろと知られているが,天文学者は別の要因を挙げることになるかもしれない。月である。月は夜空に光を添え,潮の干満を生じさせているだけではない。フランスの天文学者たちがコンピューターを使って行なった研究によれば,月は地球の黄道傾斜角,つまり地軸の傾きを制御するのに貢献している。火星の場合,月のように大きい衛星がないため,自転軸の傾きが長年にわたって10度と50度の間で変動してきたようである。このように傾きが一定していないために気候が激変し,極冠が溶けたり再び凍ったりしたものと思われる。コンピューターを使った研究からは,地球の姿勢を制御する月がなければ,地球の黄道傾斜角は約85度まで傾いてもおかしくないことが明らかになった。そのため,フランスの天文学者たちは,「月が地球の気候を制御している可能性があるとみて差し支えない」と結んでいる。

性的虐待という危機に取り組む南アフリカ

南アフリカでレイプされる子供の数はわずか5年で2倍以上に増えたと,ヨハネスブルクの新聞「スター」は伝えている。同紙の記事によれば,1988年には子供に対するレイプの届け出が1,707件あったが,この件数は1992年に3,639件まで跳ね上がった。法務大臣クイビー・クチアは,レイプ事件を専門に処理する国内初の裁判所の開設に際してこの数字を引き合いに出した。この裁判所はケープタウンのワインバーグにある。同大臣は,そのような件をこの裁判所が迅速かつ思いやりをもって扱うことを希望すると述べた。法務長官代理ナタリー・フライシャクは,この新たな措置によってレイプ被害者が訴追手続きの際に経験しがちな恥ずかしさやきまりの悪さが幾分除かれ,被害者の「心理面での立ち直り」も早められるだろうと述べた。

ハンガリーにおける不審な先天的欠損症

ハンガリー南西部の小さな町で,1989年と1990年に,かなりの割合の赤ちゃんが重度の先天的欠損症を持って生まれた。その期間に生まれた赤ちゃんの実に15人につき11人は,ダウン症候群,また肺や心臓や消化管の異常といった病気にかかっていた。この割合は,国内の他の地域の223倍に相当する。アンドルー・チェイゼルは,ハンガリーとドイツの科学者のチームと共同で,犯人と思われるものを突き止めた。それはトリクロルホンという駆虫剤である。1988年に,この村の養魚場はトリクロルホンを与える新たな方法を採用したようだ。薄めていないこの薬品に魚を漬けて,許容最大値の1,000倍もの量の薬品を吸収した魚を漁場に戻したのである。トリクロルホンは「毒である」と,チェイゼルは言う。ニュー・サイエンティスト誌によれば,トリクロルホンは,100倍も致死率の高い他の化学物質に徐々に変わり,母親の胎盤を介して胎児に達するということだ。

コンピューターが通訳

このほど,これまでで初めてのこととして,日本とドイツと米国の研究者たちを結ぶ電話の会話をコンピューターが通訳した。京都,ミュンヘン,ピッツバーグの科学者たちが話で用いた語いは,日常使う550語のほか,会議やホテルの予約に用いられる専門語150語に限られていた。コンピューターのプログラムが識別し通訳できたのは,これらの言葉だけだったのである。ミュンヘンの「南ドイツ新聞」の伝えるところによれば,科学者たちは「各国の参加者からの会議の予約を取り扱い,簡単な質問に答える通訳コンピューターの開発を共同で進めている」。

仏教バー

さまよい出た人々のもとに仏教を取り戻そうとして,僧侶たちが大阪にバーを開店した。「昔は,寺にはいろんな人が寄ってきて,飲み食いしながら談議をした。何百年もたつうちに,仏教が人々から離れてしまった」という僧侶の一人の言葉を朝日新聞は引き合いに出している。ホスト役を順番に担当し,客と飲むのは15人の僧で,若い人が多い。「うちの店こそ,お坊さんと本音で話し合える本当の意味のお寺です」と,マスターは言う。店内には香がたかれ,壁には曼荼羅が掛けてある。流れる音楽はロックである。

少量のワインは心臓のためになる

赤ワインを適度に飲むなら心臓発作の危険は減るかもしれない。これまで科学者たちは「フランスの矛盾」と呼ばれるようになった現象に首をかしげてきた。平均的なフランス人の食事は,心臓血管系の問題の一因となる飽和脂肪の含有量が低くないのに,欧米先進国の中でフランス人は心臓動脈系の病気による死亡率が極めて低い。英国の医学誌「ランセット」の掲載記事を引き合いに出したパリの新聞「ル・フィガロ」によれば,こうした現象はフランス人が食事のとき普通に飲む赤ワインと関係があるのだろうと,科学者たちは考えている。赤ワインに含まれているフェノールという酸性化合物は,心臓発作の原因となるいわゆる悪玉コレステロール(LDL)が脂肪質の沈着物となって動脈をつまらせるのを抑えているという。ル・フィガロ紙は,フェノールはワインの非アルコール性成分であること,またワインも1日250㍉㍑を超えると益ではなく害になるといったことも述べている。

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