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真理に基づく信仰を働かせなさいものみの塔 1991 | 9月15日
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10 昔のエホバの僕のある者たちは,信仰を働かせていることをどのように示しましたか。
10 それでも,アダムの子孫の中には,信仰を働かせた人もいました。ヘブライ 11章は,アベル,エノク,ノア,アブラハム,サラ,イサク,ヤコブ,ヨセフ,モーセ,ラハブ,ギデオン,バラク,サムソン,エフタ,ダビデ,サムエル,および名前の挙げられていない多くのエホバの僕たちに言及しています。これらの人たちは「その信仰によって証しされ」ました。「信仰によって」どんなことが行なわれたかに注目してください。アベルが『犠牲を神にささげた』のも,ノアが『箱船を建造した』のも,信仰によりました。
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真理に基づく信仰を働かせなさいものみの塔 1991 | 9月15日
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12 (イ)アベルは何に信仰を持ちましたか。そのことをどのように示しましたか。(ロ)信仰を抱いてはいたものの,キリスト教時代以前のエホバの証人たちは何を受けませんでしたか。
12 敬虔なアベルはその父アダムとは違い,信仰を抱いていました。アベルは,「わたし[エホバ神]は,お前と女との間,またお前の胤と女の胤との間に敵意を置く。彼はお前の頭を砕き,お前は彼のかかとを砕くであろう」という,最初に語られた預言について両親から学んだようです。(創世記 3:15)このようにして神は,悪を滅ぼして義を回復させることを約束されました。この約束がどのように成就するかは,アベルには分かりませんでした。しかし,神はご自分を切に求める者に報いてくださるというアベルの信仰は,犠牲をささげるようアベルを動かすほど強いものでした。恐らくアベルはその預言について熟考し,その約束を成就して人類を完全な状態に引き上げるには血を流すことが必要だと考えたのでしょう。したがって,アベルがささげた動物の犠牲は適切でした。しかし,アベルや,キリスト教時代以前の他のエホバの証人たちは,信仰を抱いてはいたものの,「約束の成就にあずかりませんでした」。―ヘブライ 11:39。
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