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ほどなくして必ず起きる事柄啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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伝達の経路
5 啓示の書の内容はどのようにして使徒ヨハネに,次いで諸会衆に伝えられましたか。
5 啓示 1章1節[後半]と2節はさらにこう続いています。「そして,イエスは自分のみ使いを送り,そのみ使いを通して,しるしによりそれ[啓示]を自分の奴隷ヨハネに示したのである。ヨハネは,神の語られた言葉と,イエス・キリストの行なった証し,すなわち自分の見たことすべてについて証しした」。こうして,ヨハネは使者であるみ使いを通して,霊感による記録を受け取りました。ヨハネはそれを巻き物に書き記して,当時の諸会衆に送りました。わたしたちにとって幸いなことに,神は今日,地上で一つに結ばれている,ご自分の民の10万ほどの会衆を励ますため,その書を保存させてこられました。
6 イエスは,今日,ご自分の『奴隷たち』に対して霊的な食物を備えるために用いる経路の実体をどのように示されましたか。
6 神はヨハネの時代に啓示を伝達する,一つの経路をお持ちでした。ヨハネはその経路の地的な部分として用いられました。同様に,神は今日,ご自分の『奴隷たち』に霊的な栄養物を与えるため,一つの経路を持っておられます。イエスは事物の体制の終結に関して述べた偉大な預言の中で,その経路の地的な部分とは,「主人が,時に応じてその召使いたちに食物を与えさせるため,彼らの上に任命した,忠実で思慮深い奴隷」であることを明らかにされました。(マタイ 24:3,45-47)イエスは預言の意味を解く際,このヨハネ級の人々をお用いになります。
7 (イ)啓示の書に見られるしるしは,わたしたちにどのような影響を与えずにはおきませんか。(ロ)ヨハネ級の一部の人々は,啓示の書の幻の成就にどれほどの期間あずかってきましたか。
7 使徒ヨハネは,イエスが「しるしにより」,つまり象徴的な言葉を用いて啓示を示したと書いています。それらの言葉は生き生きとしており,それを調べると,感動させられます。また,力強い活動が描写されているので,この預言とその意味を他の人々に熱心に知らせるため努力するよう,わたしたちを動かさずにはおきません。啓示の書はわたしたちのために幾つかの衝撃的な幻を示しています。ヨハネはその各々の幻に積極的に,あるいは観察者としてあずかりました。このヨハネ級の人々は,その一部の人々はそれらの幻の成就に幾十年もあずかってきたので,幸いです。というのは,神の霊がその幻の意味を解いたので,それを他の人に説明できるからです。
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ほどなくして必ず起きる事柄啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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9 (イ)ヨハネ級の人々は,ヨハネのように,どんな態度を示してきましたか。(ロ)ヨハネは,わたしたちが幸福になる方法をどのように示していますか。
9 ヨハネはイエス・キリストを通して神から与えられた音信について忠実に証しし,「自分の見たことすべて」を詳しく述べました。ヨハネ級の人々は,その預言を十分に理解し,その中の微妙な点を神の民に知らせるため,神とイエス・キリストの導きを熱心に求めてきました。油そそがれた会衆にも(また,神に守られて大患難を生き残る,国際的な大群衆にも)益となるよう,ヨハネはこう書いています。「この預言の言葉を朗読する者,またそれを聞き,その中に書かれている事柄を守り行なう者たちは幸いである。定められた時が近いからである」― 啓示 1:3。
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