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「忠実で思慮深い奴隷はいったいだれでしょうか」ものみの塔 2013 | 7月15日
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忠実で思慮深い奴隷はだれか
8. 忠実な奴隷が,油そそがれたクリスチャンで構成されているのは,なぜふさわしいことですか。
8 忠実な奴隷は,地上にいる油そそがれたクリスチャンで構成されているに違いありません。油そそがれたクリスチャンは「王なる祭司」と呼ばれ,「闇からご自分の驚くべき光の中に呼び入れてくださった方の『卓越性を広く宣明する』」務めが与えられています。(ペテ一 2:9)ですから,その「王なる祭司」に属する人たちが直接,仲間の信者に真理を教えるのは,非常に適切なことです。―マラ 2:7。啓 12:17。
9. 油そそがれたクリスチャン全員が忠実な奴隷を構成するのでしょうか。説明してください。
9 地上にいる油そそがれた者全員が忠実な奴隷を構成するのでしょうか。そうではありません。事実から言えば,すべての油そそがれた者たちが,世界中の兄弟姉妹に霊的食物を分配する務めを担っているわけではありません。小麦の中には,地元の会衆の奉仕の僕や長老として奉仕する油そそがれた兄弟たちもいるでしょう。彼らは家から家でも会衆でも教え,本部からの指示に忠節に従います。それでも,世界中の兄弟たちに霊的食物を分配する仕事には参加していません。また,油そそがれた者の中には,謙遜な姉妹たちも含まれています。姉妹たちは決して会衆の教え手になろうとはしません。―コリ一 11:3; 14:34。
10. 忠実で思慮深い奴隷とはだれのことですか。
10 では,忠実で思慮深い奴隷とはだれのことでしょうか。それは,キリストの臨在の期間中,霊的食物の準備と分配に直接かかわる,油そそがれた兄弟たちの少人数の一団で構成されています。これは,少数の人を通して多くの人を養うというイエスの型に倣ったものです。忠実な奴隷を構成する油そそがれた兄弟たちは,終わりの日を通じて世界本部で一緒に奉仕してきました。ここ数十年,その奴隷はエホバの証人の統治体と密接に結びつけられてきました。注目すべきなのは,イエスの例えの「奴隷」という語は単数形であり,集合体としての奴隷であることが示唆されている点です。したがって,統治体による決定は集団的なものです。
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