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  • 偉大な創造者を忘れなかった
  • 2017 エホバの証人の年鑑
  • 副見出し
  • 「本当に充実した日々を送っています」
  • 「子供たちが真理のうちを歩みつづけている」
  • 翻訳の強化
  • 最近の進展
  • 「前のものに向かって身を伸ばして」
2017 エホバの証人の年鑑
鑑17 162–168ページ
ジョージアの若い証人たちが共に歌って楽しんでいる

ジョージア

偉大な創造者を忘れなかった

これまでに出てきた兄弟姉妹の多くは若い人たちで,「あなたの若い成年の日にあなたの偉大な創造者を覚えよ」という言葉に従ってきました。(伝 12:1)実際,ジョージアの3197人の開拓者の3分の1は25歳以下の人たちです。どうしてこれほど多くの若者が真理の道をしっかり歩んでいるのでしょうか。

このことについては幾つかの要素が関係しています。1つはジョージア人の家族の絆が強いことです。5人の子どもを真理のうちに育てたコンスタンティネはこう説明します。「わたしが真理に引き寄せられたのはエホバが愛ある父親であると感じたからです。わたしも親になった時,子どもたちに安心感を与える父親になりたいと思いました」。

3人の子どもを持つマルハジは家族の絆を強めるため,妻と共に真剣に努力しました。こう言います。「時々子どもたちに,親ときょうだいに何を感謝しているか尋ね,その考えを家族の崇拝で述べ合うようにします。その結果,子どもたちは互いの良い点を見ることや感謝することを学びます」。

「本当に充実した日々を送っています」

親の努力を助けるため,長老たちはできるだけ早い時期に若い人たちが会衆の活動に参加できるようにします。11歳でバプテスマを受けたネストリはこう語ります。「長老たちは僕が幼い時から小さな割り当てをくださいました。それによって,自分も会衆の一部だと感じるようになりました」。

良い模範と長老たちの援助も不可欠です。ネストリの兄のコバはこう説明します。「姉や弟とは違って,わたしの10代はとても不安定でした。1人の若い長老は良い模範でした。わたしを裁くことなく,いつも理解しようとしてくれたおかげで,わたしはエホバのもとに戻ることができました」。

現在,ネストリとコバは姉のマリと共に,遠隔地での奉仕を楽しんでいます。コバはこう言います。「今わたしは,本当に充実した日々を送っています!」

「子供たちが真理のうちを歩みつづけている」

支部事務所は神権的なプロジェクトに若いクリスチャンを含めることによって,子どもの訓練に励む親たちを強めるよう努力しています。支部委員会の成員の1人はこのように記しています。「わたしたちは若者たちを大切に思っているので,霊的目標を達成しようとする努力を支えたいと考えています」。

ジョージアの証人たちはトビリシの大会ホール建設でインターナショナル・サーバントと共に働いた

ジョージアの証人たちはトビリシの大会ホール建設でインターナショナル・サーバントと共に働いた

経験豊かな兄弟姉妹たちと共に働いて緊密に交わることは,若い人たちに忘れられない印象を与えました。トビリシの大会ホール建設でインターナショナル・サーバントと共に働いたマムカはこう言います。「このような国際的プロジェクトを通して本当にたくさんのことを教えられました。実際的な技術だけでなく霊的な教訓を学べたのです」。

緊密な家族関係,長老たちからの励まし,良い模範,それらがジョージアの若者たちに積極的な影響を与えてきました。親たちは使徒ヨハネと同じ気持ちを抱いています。「わたしの子供たちが真理のうちを歩みつづけていると聞くこと,わたしにとってこれほど感謝すべきことはありません」。―ヨハ三 4。

翻訳の強化

2013年,統治体は世界中のそれぞれの区域内で,さらに出版物の必要のある言語を見極めるようすべての支部に要請しました。その目的は,良いたよりをさらに多くの人々に伝えることです。

その結果,ジョージア支部は幾つかの出版物をスバン語とミングレル語に翻訳することにしました。これらはジョージア語に似ていて,ジョージア語の方言とみなされてもいます。

スバネティ地域の熱心な開拓者たちはこう書いています。「スバン族の人々は霊的な事柄に対する関心と聖書に対する深い敬意を持っています。最初はわたしたちの出版物を受け取ろうとしなかった人たちも,自分たちの母語に翻訳されたものを見て受け取るようになりました」。

ミングレル語の奉仕者たちは,母語で集会を開くことができ,深い感動を味わいました。若い開拓者のギガはこう認めています。「今わたしたちは集会の際,自分の言葉で自分を表現できます。注解をする前に頭の中でそれを翻訳する必要はもうないのです」。

トカイアのミングレル語会衆の長老ズリは自分の気持ちをこう述べています。「人生でたくさんの喜びや悲しみを経験してきましたが,こんなに泣いたことはありません。初めてミングレル語で王国の歌を歌った時,自分も含めて出席者のだれも涙をこらえることができませんでした」。

最近の進展

2013年4月6日,土曜日はジョージアの証人たちの歴史の中でも特別な日となりました。統治体の成員デービッド・スプレーンにより,改装され拡張された支部施設,大会ホール,新しい聖書学校施設の献堂の話が行なわれたのです。多くの地元の証人たちは24の国から来た338人の代表者たちのために家を解放して温かくもてなしました。

次の日,スプレーン兄弟の特別な話の映像と音声を,国中の集会場所に集まった1万5200人の聴衆に提供できました。これはジョージアの神権的な歴史における最大の国際的イベントでした。相互の励ましも兄弟姉妹の経験した喜びも本当に感動的でした。1人の若い兄弟は,「今わたしは,新しい世がどんな所になるかが分かります」と言いました。

支部の献堂式で,コーラス隊が歌い,証人たちが外で交わり,訪問者が受付で名前を記帳している

支部の献堂式,2013年,トビリシにて

現在,王国福音宣明者のための学校と呼ばれている,クリスチャンの夫婦のための聖書学校は,ジョージアのエホバの民に大きな祝福となってきました。2013年以来,200人を超える生徒が卒業しました。卒業生たちは受けた教育に感謝し,どこでも必要な所で喜んで熱心に仕えようとしています。

「前のものに向かって身を伸ばして」

勇敢な初期王国宣明者たちの努力のおかげで,良いたよりはジョージア全土に行き渡りました。彼らが示した神と隣人に対する無私の愛,信仰と勇気と進取の気性をエホバは豊かに祝福してこられました。

1万8000人を超えるジョージアの兄弟姉妹は,先駆けとなった人たちの仕事を続け,隣人たちが神の言葉の力を自ら経験するよう助けることに喜びを抱いています。―フィリ 3:13; 4:13。

ジョージアの支部委員会: ワーン・トムチュク,レバニ・コパリアニ,ジョニ・シャランベリゼ,マイケル・E・ジョーンズ

ジョージアの支部委員会: ワーン・トムチュク,レバニ・コパリアニ,ジョニ・シャランベリゼ,マイケル・E・ジョーンズ

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