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エホバに献身するのはなぜですかものみの塔 2010 | 1月15日
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忘れてはならないことですが,人はみな,アダムの罪ゆえに,生まれつき神の家族内にはいません。(ロマ 3:23; 5:12)神に献身することは,神の全宇宙的な家族の中に受け入れていただくために絶対必要な条件なのです。なぜそう言えるのか,調べてみましょう。
11 わたしたちはだれも,実の父親から本来の命 ― 完全な命 ― を受け継いでいません。(テモ一 6:19)人間は最初の夫婦が罪を犯した時に,愛ある父親であり創造者である方から隔てられたゆえに,生まれつき神の子ではありません。(申命記 32:5と比較。)それ以来,人類の世は,エホバの全宇宙的な家族の中にはおらず,神から疎外された状態で存在してきました。
12 (イ)不完全な人間がどうして神の家族の成員になれるのでしょうか。(ロ)バプテスマに先立って,どんな段階を踏まなければなりませんか。
12 それでも,わたしたちは個人として神に,是認された僕たちから成るご自分の家族の中に受け入れてくださるよう,願い求めることができます。a 罪人であるわたしたちが,どうして受け入れていただけるのでしょうか。使徒パウロは,「わたしたちが敵であった時にみ子の死を通して神と和解した」と書いています。(ロマ 5:10)わたしたちはバプテスマを受けることにより,正しい良心を願い求め,神に受け入れていただけるようにすることができます。(ペテ一 3:21)とはいえ,バプテスマに先立って,踏まなければならない幾つかの段階があります。わたしたちは神を知り,神に頼ることを学び,悔い改めて生き方を変えなければなりません。(ヨハ 17:3。使徒 3:19。ヘブ 11:6)ほかにも,神の家族内に受け入れられる前にすべきことがあります。それは何でしょうか。
13 神の是認された崇拝者たちから成る家族の一員となるために神に対して献身の誓いをするのはふさわしいことです。それはなぜですか。
13 神から疎外されている人が,神の是認された僕たちから成る家族の一員となるには,まずエホバに対して厳粛な約束をする必要があります。その理由を理解するために,次のような立派な父親を想像してみてください。その人は,一人の孤児に優しい関心を示し,その子を養子にして自分の家族の一員にしたいと考えます。善良な人として知られていますが,それでも,自分の子として受け入れるに先立ち,その孤児にある約束をしてほしいと思い,「あなたを子として受け入れる前に,あなたがわたしを父として愛し敬ってくれることを確かめたい」と言います。そして,その孤児が進んで厳粛な約束をする場合にのみ,自分の家族に迎え入れます。それは道理にかなったことではないでしょうか。同様にエホバも,ご自分に対して進んで献身の誓いをする人だけをご自分の家族内に受け入れられます。聖書には,「あなた方自身を神にささげなさい。献じられて神に受け入れられるにふさわしい生きた犠牲として」と述べられています。―ロマ 12:1,「新英訳聖書」(英語)。
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