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辛抱強く愛を込めて弟子を育てる
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イエスの手本
1. 動画を見るか,ヨハネ 7章3-5節とコリント第一 15章3,4,7節を読んで,次のことを考えましょう。
(ア)イエスの弟たちは最初のうち,イエスの教えにどう反応しましたか。
(イ)イエスが弟ヤコブのことを諦めなかったとどうして分かりますか。
イエスから学べること
2. 良い知らせを聞いて受け入れるまでに時間がかかる人もいるので,辛抱強さが必要です。
イエスに見習う
3. いろいろ試してみる。相手に今のところ聖書を学ぶ気がない場合,プレッシャーをかけないようにしましょう。別のふさわしいタイミングで動画や記事を見せたりして,聖書レッスンがどういうものか,聖書を学ぶとどんな良いことがあるかを知ってもらうとよいかもしれません。
4. 一人一人と向き合う。人によって考え方や感じ方が違います。自分の家族や再訪問をしている人が,聖書を学ぶことをためらったり,聖書の教えをなかなか受け入れなかったりする場合,どうしてなのか考えてみましょう。別の宗教の教えに愛着があるのでしょうか。親族や近所の人の目が気になっているのでしょうか。あなたが伝えた聖書の教えの価値に気付くには,じっくり考えるための時間が必要かもしれません。
5. 再訪問している人のことを祈る。前向きな見方を保って上手に相手の心を動かせるよう,エホバに助けを求めて祈りましょう。相手があまり関心を示さない場合,再訪問を続けるかどうかを見極められるようにも祈れます。(コリ一 9:26)
参考になる他の聖句
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親身になって愛を込めて弟子を育てる
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イエスの手本
1. 動画を見るか,マルコ 6章30-34節を読んで,次のことを考えましょう。
(ア)イエスと使徒たちが「自分たちだけに」なりたいと思ったのはどうしてですか。
(イ)イエスが集まった人たちを教えることにしたのは,どんな気持ちからですか。
イエスから学べること
2. 伝えたい内容について考えるだけでなく,親身になって相手のことを考えるのも大切です。
イエスに見習う
3. 相手の言うことをよく聞く。思ったことや感じたことを自由に言える雰囲気をつくりましょう。相手が自分の気持ちや気掛かりなことを話してくれたり,反対意見を言ったりするとき,遮ったり軽く受け流したりしないでください。しっかり聞けば,相手を大事に思っていることが伝わります。
4. 相手のことをよく考える。これまでのやりとりを思い出しながら,次のことを考えてみてください。
(ア)「この人にとって真理が必要なのはどうしてだろう」。
(イ)「聖書を学ぶことで,この人は今も将来もどんなふうに幸せになれるだろう」。
5. 相手にとって特にためになることを伝える。聖書レッスンをすれば疑問に思っていることの答えが分かり,自分の生活に役立つことを学べる,ということをできるだけ早く知ってもらうようにしましょう。
参考になる他の聖句
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献身的に愛を込めて弟子を育てる
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イエスの手本
1. 動画を見るか,ヨハネ 3章1,2節を読んで,次のことを考えましょう。
(ア)ニコデモが夜にイエスに会いに行ったのはどうしてだと考えられますか。(ヨハネ 12:42,43を参照。)
(イ)イエスが夜にニコデモに会ったことから,人を弟子とする活動に打ち込んでいたことがどのように分かりますか。
イエスから学べること
2. キリストの弟子になれるよう献身的に人を助けることによって,愛を示せます。
イエスに見習う
3. 聖書レッスンの時間や場所を相手の都合に合わせる。その人にとって都合の良い曜日や時間帯はいつでしょうか。リラックスして学べるのは自宅でしょうか。それとも職場や公共の場所でしょうか。できるだけ相手の都合に合わせられるよう,自分の予定を調整しましょう。
4. レッスンを欠かさない。自分が不在のときもレッスンをキャンセルしなくて済むよう,次のことを考えてみてください。
(ア)その週は別の日にレッスンを行えるでしょうか。
(イ)電話やビデオ通話でできるでしょうか。
(ウ)ほかの兄弟姉妹に代わりにレッスンをしてもらえるでしょうか。
5. 正しい見方ができるよう祈る。学んでいる人がよくレッスンを休んだり,なかなか聖書のアドバイスに従わなかったりしても,献身的に助けられるようエホバに祈ってください。(フィリ 2:13)その人にはいいところがたくさんあるはずですから,そこに注目できるようにも祈りましょう。
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分かりやすく愛を込めて弟子を育てる
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イエスの手本
1. 動画を見るか,マタイ 6章25-27節を読んで,次のことを考えましょう。
(ア)エホバが私たちを愛し養ってくださることを,イエスはどんな例えで教えましたか。
(イ)イエスは鳥について多くのことを知っていましたが,どんなところだけを取り上げましたか。これが良い教え方だと言えるのはどうしてですか。
イエスから学べること
2. シンプルに分かりやすく教えると,要点が覚えやすくなり,相手の心に響きます。
イエスに見習う
3. 話し過ぎない。学んでいる内容について自分が知っていることを全部伝えようとするのではなく,教材の要点を際立たせてください。質問をしたら,相手が答えてくれるまで辛抱強く待ちましょう。答えが分からないようだったり,聖書の教えとは違う答えが返ってきたりした場合,補足的な質問をして,相手が自分で考えて正しい答えにたどり着けるように助けます。学んでいる人が要点を理解できたら,次に進みます。
4. 新しく学ぶことを,これまでに学んだことと結び付ける。例えば,復活についてのレッスンを始める前に,死んだ人の状態についての聖書の教えを少し復習するとよいかもしれません。
5. よく考えて例えを使う。次のように考えてみてください。
(ア)「この例えはシンプルだろうか」。
(イ)「相手にとって分かりやすいだろうか」。
(ウ)「どんな例えだったかだけでなく,例えで伝えたかったことが心に残るだろうか」。
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