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その4 ― 地の最も遠い所にまで証人となるエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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ペルーの住民のかなりの部分は,アンデス山脈やアマゾン源流周辺のジャングルに散在する小さな村々に住んでいます。どうすればそうした人たちに会えるでしょうか。1971年,米国の証人の一家族が,宣教者である息子のジョー・レイディヒを訪ねてペルーへやって来ました。その家族は,山の谷間に抱かれるように数多くの村が点在していることを知り,それらの村の人々に対する気遣いに動かされて,何かをしたいと考えました。そして,そうした辺ぴな地域への広範囲な伝道旅行用に,キャンピングカーをまず1台,その後さらに2台とトレールバイクを準備するのを援助しました。
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その4 ― 地の最も遠い所にまで証人となるエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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そうした羊のような人々を会衆に集め,エホバへの奉仕にあずかるよう訓練するには,相当な努力が求められました。例えばアルゼンチンでは,関心を持つアレハンドロ・ソソニウクの家で開かれる集会を司会するため,ロセンド・オハダはチャコ州のヘネラル・サンマルティンから定期的に約60㌔の道のりを通いました。一部は自転車,一部は徒歩で,時にはわきの下まで来る水の中を歩き,10時間かかることもしばしばでした。彼は5年のあいだ月に1度ずつこうして通い,毎回1週間滞在して,その地域で証言を行ないました。そうするだけの価値がありましたか。その結果エホバの賛美者たちの幸福な会衆が一つ誕生したので,そうするだけの価値があったとオハダは確信しています。
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