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全地で宣べ伝えて教える2009 エホバの証人の年鑑
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フィジー
田舎では開拓者たちが,ほこりっぽい道やぬかるんだ道を歩いて奉仕しています。ナガンマと娘のレシュマ(どちらも正規開拓者)は,ウシュラという盲目の姉妹を誘って,1か月間一緒に開拓奉仕をしました。ウシュラの両側に二人が寄り添って,毎日何キロも歩きました。ある蒸し暑い日,ぬかるんだ道の水たまりをよけながら三人が歩いていると,ある家族が家のポーチに座ってそれを見ていました。ウシュラが水たまりに踏み込んで脚に泥水がはねかかり,姉妹たちは立ち止まって脚をきれいに拭いてあげます。家族の父親は好奇心を抑えきれず,姉妹たちに呼びかけます。「毎日三人で歩いてるけど,どこへ行くんだい?」聖書研究を司会しに行くところなんですと説明すると,父親は,そんなに遠くまで行って教えるぐらい大事なことなら自分にも聞かせてほしい,と言いました。この家族との研究が始まりました。
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全地で宣べ伝えて教える2009 エホバの証人の年鑑
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[63ページの図版]
ウシュラに手を貸すナガンマとレシュマ
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