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初子,長子,初子聖書に対する洞察,第1巻
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初子,長子,初子
(ういご,ちょうし,はつご)(Firstborn,Firstling)
初子はおもに父の側から見た最年長の息子(母の側から見た初子ではない)で,父の生殖力の始めの者です。(申 21:17)
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初子,長子,初子聖書に対する洞察,第1巻
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イスラエル人の中の長子はそれぞれの家の頭となる立場にあったので,彼らは国民全体を代表する者でした。事実,エホバは国民全体を「初子」と呼ばれました。それは,彼らがアブラハム契約のゆえにご自分にとっては初子の立場にある国民だったからです。(出 4:22)ご自分が彼らの命を保護されたことから,エホバは,「イスラエルの子らの中にあってそれぞれの胎を開く男子の初子は,人についても獣についても,それをすべて」ご自分に対して神聖なものとするよう命令なさいました。(出 13:2)こうして,長子は神にささげられました。
エホバは後に,イスラエルの長子の代わりに生後1か月以上のレビ人の男子を取られました。レビ人の300人の初子はこれとは別に取られたものと考えられます。(民 3:21,22,27,28,33,34を3:39と比較。)レビ人の数を上回った273人の各々に関し,贖いの代価5シェケル(11㌦)がアロンとその子らに支払われなければなりませんでした。エホバはまた,レビ人の家畜を取ってこれを他の部族の家畜の初子の代わりとされました。(民 3:40-48)その時以来,長子は母の汚れの期間が終わった後に幕屋または神殿でエホバに差し出され,年齢が1か月から5歳までの者に対する値積もり,すなわち「聖なる場所のシェケルで銀五シェケル」を支払うことによって請け戻されなければなりませんでした。―レビ 12:1-3; 27:6; 民 18:15,16。
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