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目ざめよ! 1989
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安全に食事ができるようにしましょう

食物が関係した病気の原因となる細菌も,生きていくために食物,水,空気,暖かさ,時間などを必要としています。これら必須条件のうちの一つでも欠けると,成長は止まるか抑制されます。それで,安全に食事をするためには,食物の中の細菌が成長できない状態,あるいは台所内の汚染が広がらない状態で,食事の支度をしなければならないのです。以下に述べる,安全な食事のための提案を考慮し,お宅で必要ならば,賢く応用なさってみてください。

手を洗ってください。食物を扱う前に石鹸を使って洗うのは望ましいことです。手の傷には必ず包帯などをし,食物の上でくしゃみや咳をしないようにします。食物を扱っている時は,髪の毛に触ったり鼻をこすったりすべきではありません。食事の支度を中断し,トイレに行ったり動物を扱ったり,他の用事をしたなら,食物に再び触れる前に必ず手を洗ってください。

食物を洗ってください。これから支度をする食物を洗うのです。食料品店から直接買ったものであれ,自家菜園のものであれ,たとえ調理するとしても,生の果物や野菜は洗ってから使うべきです。きれいな水を用いて洗うようにします。皮をむかずに生のまま野菜や果物を食べるのであれば,汚れと残留農薬を取り除くためにこすってください(たわしを使うのが望ましい)。ホウレンソウやレタスといった葉菜類も,砂や土を落とすため十分に洗うべきです。

吸虫類などの寄生虫が多い熱帯地方に住んでいるなら,生のまま,あるいは簡単に調理するだけで出される新鮮な果物や野菜はすべて,それら寄生虫を殺すため小量の殺菌剤を加えたきれいな水で洗うべきです。様々なブランド名で市場に出回っている次亜塩素酸塩は,一般的で効果的な殺菌剤です。普通,きれいな水に小量だけ溶かして,果物や野菜をつけておきます。それから食べる前に,何も入れていないきれいな水で食物を洗います。

十分に調理してください。有害な寄生虫を殺すために,肉,魚,鳥はすべて十分に調理します。冷凍した肉や鳥は,火が中までよく通るように,調理する前に完全に解凍しておくべきです。豚には旋毛虫のいることがあり,きちんと調理しない豚肉を食べた人は旋毛虫症にかかることがあります。ある国々では,大都市の店先で売られている豚の挽肉の10%は,旋毛虫に汚染されていると言われています。旋毛虫は高熱で十分調理すれば死にますが,燻製や塩漬けといった他の方法で加工しても死にません。

魚介類は,肝蛭や肺吸虫の住みかになっていることがあり,十分に調理しないとそれらが人体に入り込んできます。塩漬けや酢漬けにすること,日本酒に浸すことなども,それらの寄生虫を殺すには不十分です。ある国々では,魚介類を生のまま食べるのが習慣になっていますが,水質汚染がひどければ注意が必要です。

源が定かでない水は,水質汚染のひどい地域であれば,使う前に最低15分の煮沸が必要です。ある地域では,塩素滅菌によって飲料水をきれいにすることがありますが,細菌や寄生虫の多い所であれば,それを信用してはなりません。煮沸するのが最善です。

多くの国では,汚染された水が,特にコレラ,黄疸,腸チフス,パラチフス,細菌性赤痢,アメーバ赤痢などの病気を広めています。市の水道ですら安全とはみなせない所もあります。水を煮沸したら清潔に保存し,容器にはふたをしてください。

ある地域では,フィルターで水を濾過することも勧められています。入手できるフィルターとしては,蛇口に取り付ける付属品タイプのものもあれば,水を流し込むと,上薬をかけていない磁器など濾過作用のある物質を透過して,水がぽたぽた落ちて来るといった単独装置もあります。濾過によって,懸濁液の粒子や汚染物質は除去できますが,有害な細菌は一般に取り除くことができません。しかし,新しいタイプのフィルターや付属品は,比較的高価で,定期的に取り替えないとフィルター自体が汚染されてしまいますが,実際に有害な細菌を除去できるようです。現代の濾過装置を用いて,宇宙飛行士は自分の尿を飲むことさえできました。

ミルクが低温殺菌されていなければ,加熱して殺菌するのが賢明です。インドの栄養学者スーシー・イーペン博士は,「ミルクはそれを出す動物自身によって,またミルクを売る人やその人のミルクの扱い方によって,さらにはミルクの容器によって汚染される危険がある」と警告しています。

ミルクは摂氏72度以上に熱して,最低15秒間はその温度に保っておくべきです。それから摂氏10度以下に急速に冷やします。別の方法は,温度を摂氏63ないし66度と低くして,もっと長い時間,つまり30分間は熱することです。

ハエを追い払ってください。食物に近づけないことです。ハエは,腸チフス,コレラ,赤痢,猩紅熱,ジフテリアなどの病原菌を媒介することがありますし,ポリオウイルスや,寄生虫の卵を運ぶこともあります。家の中のハエを扱う最善の方法は,ハエからえさを取り上げることです。お宅の状況を調べ,残り物をかたづける必要があるかどうか確認できるでしょう。ごみの容器はきちんとふたをし,消毒しておきます。住まいの近くに汚物を捨てさせないようにします。ハエが繁殖しないよう,下肥は覆うか処理すべきです。―申命記 23:13と比較してください。

調理した食物はすぐに食べてください。暑い時は特にそうする必要があります。有害な細菌がすぐに繁殖します。早めに食事の支度をして,後から食べたいと思う場合は,調理した後で冷やしておいて,出す前にもう一度十分に加熱してください。

調理した食物は,十分な高温(摂氏60度以上)か,十分な低温(摂氏10度以下)で保存しておくべきです。その中間は,細菌が成長し繁殖する危険な温度です。つまり,残り物は,冷やすことができなければ,とっておくべきではないのです。冷蔵庫のようなものがなければ,一度の食事分だけ調理するようにします。ある国々では,薬草やスパイスが細菌で汚染されている場合も少なくありません。それで,十分に熱を通すことができるよう,薬草やスパイスも調理の初めの段階で加えるようにします。

台所を清潔にしてください。これには,調理器具やあなたが身に着けているもの,そしてあなた自身が含まれます。床で調理や食事の支度をすることが普通なら,調理場に入る前に,外を歩いた靴を脱ぐということを家庭内の習慣にしてください。人や動物の糞便が付いた靴によって,病気が運ばれたり,一生懸命に作った食事が汚染されたりするかもしれません。ペットなどの動物も,食事の支度をする場所には入らせないようにします。

お湯と洗剤で食器を洗ってください。調理器具を大量に洗う場合,汚くなった水はいったん捨て,きれいなお湯に替えて洗剤を入れるようにします。きれいな布巾で食器を拭くか,ほこりがなく虫のいない所で乾かすようにしてください。

多くの国では,調理器具はある種の灰でごしごし洗い,水ですすぎ,日に当てて乾かします。アルカリ性の灰は微生物を殺し,太陽の熱と紫外線は器具を消毒するので,洗剤の使用が経済的でない所では,このようにして申し分のない結果を得ることができます。

家の外で

セルフサービス式で食事が出されるレストランや大きな集まりなどでは,かなり熱いか,かなり冷たく見える食物を選ぶようにします。暑い季節に,食物が室温で長時間放置されているのに気づいたなら,それは避けるのが最善です。

水を煮沸するにはお金がかかるので,発展途上国のレストランでは,客に出す飲料水を煮沸していないことが多く,水は飲まないほうが安全です。水や氷を加える必要のあるジュースや飲み物も避けるようにします。一般に,瓶入りの飲み物や熱い飲み物のほうが安全です。

腸内の寄生虫が問題になっている地方であれば,生のサラダは全部避けてください。どんなにおいしそうに見えても,皮をむけない野菜や果物も避けます。そうした食物は,きちんと洗ったり消毒したりしていないかもしれません。すぐ食べられるように,新鮮な果物や野菜を切って,通りで売っているところもありますが,それらを食べるのは危険だと言ってよいでしょう。

東洋の多くの国では,食欲をそそる多種多様な食品を出してくれる露天商をよく見かけます。そうした露店で何かを食べる前に,そこの衛生状態をよく見てください。汚れていますか。すでに調理してある食物は,ふたをしないで放置してありますか。ごみを処理する備えがなく,ごみがあちこちに散らかっていますか。食物を扱っている人の外見は,汚れていてだらしがないですか。近くに動物やたくさんのハエがいますか。これらの質問のどれかに肯定の答えが出るならば,そこで食べることは問題を招くことになります。

よく整えられた,味わい深い食事をすることは,ほとんどすべての人に喜びをもたらします。しかし,食物を扱ったり選んだりする時には,良い判断力と注意力を働かせてください。そのようにして,安全に食事を楽しんでください。

[18ページの図版]

食物を扱う前に手を洗ってください。石鹸を使うのは望ましいことです

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有害な寄生虫を殺すため,肉,魚,鳥はすべて十分に調理してください

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源が定かでない水は煮沸してください

[20ページの図版]

ミルクが低温殺菌されていなければ,加熱して殺菌してください

[20ページの図版]

食物からハエを追い払ってください

[20ページの図版]

食物を汚染から守ってください

[21ページの図版]

食器や調理器具を清潔にしておいてください

[21ページの図版]

露天商が売っている食物の安全性は,大抵の場合,疑ってみたほうがよい

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