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目ざめよ! 1987
目87 10/22 29–30ページ

世界展望

豊かさの中で飢える

農業の技術的かつ科学的進歩のため,実際には世界が必要とする以上の食糧が収穫されるようになっている。しかし,空腹を抱えた人々の数は1985年に世界で5億1,200万人にまで増加した。「安い余剰食糧が世界にあふれている時期に,空腹を抱える人々が増えている」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。

最も深刻な影響を受けているのは子供たちである。国連世界食糧理事会によると,毎日約4万人の子供たちが飢餓に関係した理由のために死んでいる。それら栄養不良の子供たちの3分の2はアジア諸国に住んでおり,そうした国々の中には,ますます多くの国民が余裕がなくて買えなくなっている食物を現在輸出しているところもある。「今日の飢餓は,純然たる食糧不足よりも,政治情勢や政策決定に起因するところが大きい」と,ニューヨーク・タイムズ紙は述べている。

偶発戦争の脅威

ソ連と米国の科学者たちは最近,核防衛システムに使用されているこれまで以上に精巧な科学技術が,実際には偶発的な核戦争の危険性を減らすどころか,増大させていると警告した。ロンドンのサンデー・タイムズ紙によれば,それらの科学者たちは,米国カリフォルニア州で開かれた合同会議で,「システムを制御する科学技術が変わらない限り,核戦争が偶然に勃発する可能性はかなり大きい」と結論した。今までは,世界にある5万個の核弾頭の一部を発射させる恐れのあった誤りは漏れなく発見されてきた。しかし,それらの科学者によれば,常に発見できるとは限らない。「現在の道をたどり続けるなら,我々は自分自身を吹き飛ばすことになる」と,スタンフォード大学のマーティン・ヘルマン博士は予言している。

有害な充填材?

「通念には反するが,いわゆる“銀”のアマルガム充填材の約50%は,実際のところ,毒物として知られる水銀でできている」と,ユア・ヘルス誌は述べている。米国コロラド州の歯科研究者であるハル・ハギンズ博士は,微量の水銀が体内に浸透し,慢性疲労,重度のうつ病や不安,手足のしびれ,顔面のけいれんなどの症状を引き起こすことがあると主張している。同博士はまた,水銀の充填材を取り除いて容体がよくなったてんかん患者の例を指摘している。米国の13万人の歯科医のうち約1万人は水銀の使用をやめ,充填材として使える他の化合物を用いているものと同博士は見ている。

付加的な益

研究者たちは,母乳で育てることの益の一覧表に,歯並びを整えるという新たな点を加えるようになった。ジョンズ・ホプキンズ公衆衛生学校で行なわれたある調査によると,母乳で育てられた子供の口腔内の発育パターンは,哺乳びんで育てられた子供の場合と異なっている。それは,乳児が口と舌の異なった使い方をしなければならないからである。哺乳びんの場合は,飲み込む時に牛乳が乳首から流れ出さないよう舌を前方に動かす。母乳の場合,この前方への押し出しは不要であり,口の筋肉をもっと積極的に使わなければならない。歯並びの問題が最も少なかったのは,1年以上母乳で育てられた子供たちだった。

50億人を超える

7月半ばにユーゴスラビアのザグレブ市で生まれたマテイ・ガスパルという男児が,世界で50億人目の人に認定された。しかし言うまでもなく,50億人目の人がだれで,どこで生まれたかを正確に知る者はいない。ザグレブ市が誕生の地に選ばれたのは,国連のデクエヤル事務総長が人口学者たちによって明示されていた時刻にその都市にいたからである。「デクエヤルはこの出来事を印づける話の中で,今年生まれる1億2,000万人の子供たちの90%が,食糧や種々の保健施設や教育が不十分な国々で誕生する事実に注意を引いた」と,タイム誌は述べている。世界人口が40億に達したのは1974年だった。

日本の「脅威」

日本の「防衛庁はアメリカ製の航空機を購入する代わりに,初めて自国のジェット戦闘機を製造することを提案している」と,ニューヨークの新聞「ニューズデー」は伝えている。「[防衛問題]の解説者たちは,提案された日本製航空機が東南アジアの航空機市場を支配するアメリカにとって脅威になると見ている」。これまでも日本の会社はアメリカの商社と共同でヘリコプターや演習機を製作してきたが,第二次世界大戦後の世界において,日本人が国産の戦闘機を製造するのはこれが最初である。貿易専門誌「防衛・外交ジャーナル」の編集者デービッド・スミスは,「米国の航空機産業は自動車に関して日本人が行なってきたことを知っているので,日本人が航空機を製造することだけはやめてほしいと考えている」と述べている。

目で安全確保

指紋に代わる極めて確実な保護手段として,視紋<アイ・プリント>が採用されている。「指紋は特殊な合成樹脂の手袋を使えば,偽物を作ることができる」と,この新システムを市場に出している会社の代表者チャック・ファーゴは述べている。ロンドン・タイムズ紙が伝えるところによれば,身元の確認はマイクロプロセッサーが目の血管パターンを細かく調べ,データベースに記載されているパターンと照合することによってなされる。指紋の場合と同様,各人の目のパターンは独特であると言われるが,目のパターンの優れている点は,予想や複製や変更ができないことである。

離婚のもう一つの原因

「結婚生活の失敗は必ずしも,不一致や自然発生的な問題による結果とは限らない」と,ジャーマン・トリビューン紙は述べ,「どちらか一方が自分の親との距離を保たないために破綻の生じることがある」と付け加えている。その記事はゲッティンゲン大学の4年間にわたる調査の結果に基づいて,問題の原因は「一方が親離れをせず,妻や夫になり切れないため」に生じる不均衡にあることを示している。これは,精神的に親に依存することであって,しばしば深く根をおろし,気づかぬうちに身に着いてしまうので,離婚を早めることになる。さらに,「配偶者よりも自分の親とのつながりが強い」人は往々にして,自分の配偶者を批判する親の言葉を受け入れる。

空港で鳥の監視

米国ニューヨーク州のケネディー空港に降り立つ旅行者たちは,ある潜在的な事故の脅威にほとんど気づかない。その脅威とは,鳥である。飛行機にひかれたり,ジェット・エンジンに吸い込まれたりする鳥のために民間航空機は毎年,2,500万㌦(約37億5,000万円)ないし4,000万㌦(約60億円)の損害を被る。同空港の近くには,ジャマイカ湾野生生物保護区やエッジミヤ・ごみ集積所 ― どちらもたくさんの鳥を引きつけている ― があるため,ケネディー空港はよその空港以上に鳥の問題で頭を痛めている。同空港で一番問題になるのはカモメで,飛行機と衝突する鳥全体の90%までを占める。鳥の監視員は8人から成り,ロケット弾のようなものや,カモメの苦しむ鳴き声を録音したテープを使って鳥を威嚇し,滑走路から追い払う仕事をする。監視員が鳥を殺すのは,ほかに打つ手がない時だけである。

ロック中毒

ヘビーロック音楽には「極めて強い惑でき作用がある」と,ソ連のバシュキリア大学のG・A・アミネフ博士は断言している。北アイルランド,ベルファストの「ニューズ・レター」誌が伝えるところによれば,ロック音楽のファンで,ヘビーロック音楽という注射を定期的に打たない者には,麻薬中毒特有の禁断症状が現われる。「そのような人々はその種の音楽から1週間完全に隔離されると,気分が悪くなって,いら立ちが募り,手が震えて脈拍が乱れはじめる」と,このソ連の心理学者は述べている。被験者の中には,ロック音楽がないと三日もしないうちに禁断症状の出る人もいた。さらにアミネフ博士は,ヘビーロック・ファンの仕事の生産性は,ロック音楽を聞かなかった人の50%にすぎないことも発見した。

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