ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目96 2/8 28–29ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1996
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 幸福の秘けつ
  • DNAと死海写本
  • 広がる家族の崩壊
  • 先祖の罪
  • 現われるか: アジアで最初の森のない国
  • 「エホバの証人は幸いである」
  • 象のための美容師
  • 戦争の犠牲になった若者たち
  • 価値の落ちたペニー
  • 心臓発作の患者のための希望
  • 父親たち ― なぜいなくなるのか
    目ざめよ! 2000
  • ひとり親家庭の増加
    目ざめよ! 2002
  • 結婚に何が起きているか
    目ざめよ! 1979
  • 死海文書に関する真実
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2001
もっと見る
目ざめよ! 1996
目96 2/8 28–29ページ

世界展望

幸福の秘けつ

ロンドンのデーリー・テレグラフ紙に掲載された調査報告によると,英国人は25年前に比べて,健康になり,経済的に豊かになったが,一般的には以前よりも不幸である。米国のある社会学者は,中央統計局のソーシャル・トレンド・リポートが伝えたその調査結果に共鳴し,真の幸福は,「価値ある目標の追求」を含め「人生に意義」を持つことから生まれる,と確言している。ニュージーランドの二人の研究者は,400人近い人々にインタビューをして,同様の結論,すなわち大半の人は「自己の生存における秩序と目的を認めること」に幸福があるとみなす,という結論に到達した。既婚者や宗教的信念の強い人のほうが満足度が高いようだ。英国における結婚の減少と宗教心の衰退を考慮し,「我々は国民として,ますます不幸になっていくだろう」と同紙は結論している。

DNAと死海写本

古代の死海写本の解読作業は,1947年にユダヤの砂漠でそれらが発見された後すぐに開始された。今までのところ15ほどの写本が翻訳されてきた。残っているのは,他の幾百もの写本の,親指の爪ほどの大きさの約1万個に上る断片である。それらの断片を継ぎ合わせるのは至難の業である。断片のへりはぼろぼろになっているので,ジグソーパズルのように継ぎ合わせるわけにはいかない。さらに,各断片に含まれる文字はわずかなので,意味を解釈して継ぎ合わせることもできない。そこで,インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙によると,科学が助け船を出した。どのように助けるのだろうか。文字は動物の皮に書かれているので,DNAの型を判別すれば,各断片が,どの種の,どの群れの,そしてどの個体のものかを確認することができる。学者たちは,この方法で断片の類別と組み合わせが容易になることを希望している。

広がる家族の崩壊

ニューヨーク・タイムズ紙は,最近発表されたある報告に関し,「世界中どこでも,家族の構造は貧富の別なく大きく変化している。家族の急激な変化は,階層や土地柄に左右されない」と述べている。この報告は,人口委員会が多くの国々による調査に基づいて作成したもので,離婚率の上昇と未婚の母の増加の傾向を指摘している。研究論文の執筆者の一人ジュディス・ブルースは,「家族とは,父親が経済面で家族を扶養し,母親が感情面で家族の世話をする,安定し団結した一単位,という考えは神話と化した」と述べている。別居か遺棄もしくは離婚による結婚の崩壊は急増しており,未婚の母はほとんどどこでも珍しくない存在になっている。例えば,北欧では,未婚の母による出産が全体の3分の1にも上っている。女性の経済的地位や総労働力における役割の増加が関係している「女性の解放」が,家族内の様々な変化の主因となっていることを研究者たちは指摘する。一般的な傾向の中の,注目に値する例外は日本で,未婚の母や片親家族は今でもさほど多くない。しかし日本では,離婚した父親の4分の3は子供の養育費を払っていない。

先祖の罪

イスラエル宗教省は,禁じられた関係から生まれた子孫という理由で,他のユダヤ人との結婚を禁じられた数千人のユダヤ人の極秘のブラックリストがあることを認めた。結婚の準備が終わるころにこのリストの存在に気づいたと言うカップルもある。最終決定をするのは正統派ユダヤ教律法学者団なのだ。ニューヨーク州,オールバニのタイムズ・ユニオン紙によると,ショシャナ・ハダドとマサド・コーヘンが4歳の息子を内務省に登録しようとしたところ,1982年の二人の結婚は,「妻の家族が2,500年ほど前に犯した罪のゆえに」無効にされていたことが分かった。「その決定は歴史上のうわさに基づいていた。ハダドの遠い先祖は……紀元前580年ごろ,法に背いて,離婚した女性と結婚したとラビたちは信じている」と同紙は付け加えている。その時以来,ハダドの家族の者は,だれもコーヘンと言う名の人と結婚することを許されていない。コーヘンという名の人たちは,最初の神殿祭司たちの子孫と考えられており,特別な制約に従わなければならなかった。「もし先祖が,最初の神殿の時代に何かをしていたら,そのために私たちは今日に至るまで苦しまねばならないのでしょうか」とショシャナは質問した。その夫婦は二人を結婚させたラビを欺いた容疑で告訴されることもあり得る,と宗教省は述べた。

現われるか: アジアで最初の森のない国

フィリピンの森林は切り尽くされる危機に直面している,と国連開発計画(UNDP)は警告している。「人口増加と過剰伐採」によるフィリピンの森林破壊は広がっている。第二次世界大戦前のフィリピンは,60ないし70%が森林に覆われていたが,現在ではわずか15%となっている。UNDPの公報「アップデート」によると,「フィリピンは2000年までに,すべての森林地とそれを覆う樹木を失う,アジアで最初の国になるかもしれない」。

「エホバの証人は幸いである」

他の多くの国々と同様に,イタリアでも血に関するスキャンダルが噴出した。何千リットルもの血液が,適切なスクリーニングも安全のための予防処置も施されないまま幾つかの輸血センターに配送され,何千もの人々がエイズや肝炎などの病気に感染する危険にさらされた。イタリアの新聞「イル・マニフェスト」の編集長ルイジ・ピントールは,個人の健康より利益を重視したショッキングな状況について見解を述べたが,その記事は次のような書き出しで始まっている。「エホバの証人は幸いである。彼らは……宗教上の理由で輸血を拒否する。昨今の新聞を読む時,仲間の人間に血液や血漿やそれらに関係した誘導剤を販売したり投与したりする,血液産業や医療システムの中で起きている事柄を心配せずにいられるのは彼らだけであろう」。

象のための美容師

インド南部のケララ州にいる象は重い荷物を運搬し,たいていの場合は長い牙で運ぶ。しかし,寺院の行進や宗教的な祝祭に用いられる象も少なくない。これらの催しに先立って,プロの美容師が顔の化粧直しならぬ牙の手入れを行なう。この難しい仕事をしているケララ州唯一の人,P・K・サシドハランは自分の祖父からその技術を修得した。どの程度牙を切るかをどのようにして決めるのだろうか。象の肩の高さと大きさと体型を基にしたやり方の明細は,家族の秘密とされていて,決して口外しない。象がおとなしければ3時間ですむが,扱いにくい象は危険であり時間もかかる。美容上の理由はさておき,労働力となる象の牙は,荷物を運びやすい長さに保つため,2年ごとに切る必要がある。

戦争の犠牲になった若者たち

戦争の犠牲者と言えばほとんどが兵士だった時期があったが,今ではそうではない。過去10年間の戦争で,兵士よりもはるかに多くの子供たちが障害を負わされ,また殺された。国連児童基金の報告書である「世界子供白書 1995」によれば,過去10年間の戦争で約200万人の子供が殺された。さらに,400万ないし500万人の子供が身体的障害を負い,500万人以上の子供が難民キャンプに追いやられ,1,200万人以上の子供が住む家を失った。「これらの統計は恥ずべきものである。これらの数字は新しい世代やその安定と社会的結束を求める闘いに長い影を投げかけている」。

価値の落ちたペニー

英国造幣局のスポークスマンは,「近ごろはペニーを見つけても,立ち止まってそれを拾うことさえしない人が多い」と言う。これは英国だけの現象ではない。米国では,毎日多くの1セント銅貨が失われたり捨てられたりしているので,銀行では1セント銅貨が不足している。最近のこと,ニューヨークのキーバンクは,1セント銅貨を50個持ってきた人に55㌣支払うことにした。結果として,2週間のうちに500万個の硬貨が集まった。ロンドンのサンデー・タイムズ紙によると,マサチューセッツ州にある巨大ごみ処理センターでは,毎日1,000㌦の小銭が集められる。ほとんどが1セント銅貨で,灰の中から選別されたものである。

心臓発作の患者のための希望

「重い心疾患を患えばいずれは心不全に至る,と考えられてきたが,運動によって損傷部分を修復することは可能だ」と,トロント病院の心臓病学の主任ピーター・リウー博士は言う。グローブ・アンド・メール紙によると,ネズミの実験で足がかりをつかんだ同病院の心機能クリニックは,心疾患を持つ患者に「毎日少しずつ距離を延ばす歩行」をさせた。「初期の結果によると,毎日少なくとも1㌔歩くことにより,人間の場合でも心不全への『下り坂』を後戻りすることができる」。しかし,比較的に力強い足取りで,また医師の指示に従って歩くべきだ,とリウー博士は言う。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする