重力の法則などの物理法則を無視すると，害を受けます。道徳に関する律法を無視する場合も同じです。例えば，『淫行を避けなさい』という律法があります。（テサロニケ第一 4:3）その命令を守らないと，どんな結果になるでしょうか。「淫行を習わしにする人は自分の体に対して罪をおかしている」と聖書は述べています。（コリント第一 6:18）なぜそう言えますか。結婚していない人がセックスをすると，どんな害を受けるでしょうか。三つ挙げてみてください。

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どんなことを書きましたか。性感染症，望まない妊娠，神の恵みを失うことでしょうか。確かに，淫行に関する神の道徳律を破ると，そうした悲惨な結果になりかねません。

調査によれば，多くの場合，次のようなつらい現実に直面しています。

直面する現実 1 失意。結婚前にセックスをした若者の大半は，あとで後悔したと言っています。

直面する現実 2 不信。セックスの後に二人とも，『彼（彼女）は，ほかにもだれかと，したことがあるのでは』と疑うようになります。

直面する現実 3 幻滅。女の子はたいてい，守ってもらいたいと思っています。利用されることなど望みません。男の子はたいてい，誘いにすぐに応じてしまう女の子にはあまり魅力を感じません。

次の点も考えてください。多くの男の子は，セックスをした子と結婚するつもりはない，と言います。なぜでしょうか。結婚するなら，純潔を大事にする女性がいい，と思っているからです。

男の子でも女の子でも，結婚していないのに誘惑に負けてセックスをするなら，貴重なものを手放して自分の品位を落とすことになります。（ローマ 1:24）それで多くの人は，あとになって，むなしさや自分には価値がないという気持ちに襲われます。貴重なものを奪われてしまった，何と愚かなことをしたのだろう，と感じるのです。