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『イエスについて話すのをやめるわけにはいきません』ものみの塔 2006 | 9月15日
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従順は報われる
高等法廷の成員のうち少なくとも一人は,「自分たちの支配者として人間より神に従わねばなりません」という言葉に心を動かされたようです。サンヘドリンの裁き人の一人として尊敬を集めていたガマリエルは,法廷の成員だけの協議の場で賢明な助言を与え,それを受け入れるよう諭します。以前の例を引き合いに出して,使徒たちの業を妨げるのは賢明ではないと指摘し,こう締めくくります。「この人たちに手出しせず,彼らをほっておきなさい。……さもないと,あなた方は,実際には神に対して戦う者となってしまうかもしれません」。―使徒 5:34-39。
高等法廷は,道理にかなったその勧めに納得し,使徒たちを釈放します。使徒たちはむち打たれましたが,この体験のゆえにおじけづいたりはしません。
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『イエスについて話すのをやめるわけにはいきません』ものみの塔 2006 | 9月15日
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聖書筆者ルカは,サンヘドリンが内輪で協議した際のガマリエルの発言をどのようにして知ったのでしょうか。ガマリエルの言葉は,神の霊感によってルカに啓示されたのかもしれません。パウロ(かつてガマリエルの門弟だった)が,その発言についてルカに知らせたとも考えられます。あるいは,ルカが高等法廷の好意的な成員から情報を得た可能性もあります。
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