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ヒンズー教 ― 解放の道の探求神を探求する人類の歩み
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マハトマ・ガンジーとカースト制度
「非暴力はわたしの信仰の第一条であり,またわたしの信条の最後の一条である」― マハトマ・ガンジー,1922年3月23日。
インドが英国からの独立(1947年に認められた)を達成するのを助けるため非暴力による指導を行なって有名になったマハトマ・ガンジーはまた,幾百万もの仲間のヒンズー教徒の境遇を改善する運動を起こしました。インド人の教授M・P・レジが説明しているように,「ガンジーはアヒンサー(非暴力)が基本的な倫理的価値であると宣言し,非暴力とはすべての人の尊厳と福祉を考慮することであると解釈した。そして,ヒンズー教の経典の教えがアヒンサーに反する場合,経典の権威を否定して,不可触賤民の身分や階層化されたカースト制度を全廃するため勇敢に奮闘し,生活のあらゆる分野で女性が平等な地位を得られるよう,その向上を図り」ました。
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ヒンズー教 ― 解放の道の探求神を探求する人類の歩み
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[図版]
ヒンズー教の指導者,ならびにアヒンサーの教師として尊敬されたマハトマ・ガンジー(1869-1948年)
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