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聖書の49番目の書 ― エフェソス人への手紙『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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18 「神聖な奥義」と霊的な神殿に関してどんなことが明らかにされていますか。
18 エフェソス人への手紙は,「キリストの神聖な奥義」に対する理解を深める上で初期の会衆に大きな益を与えました。信仰を抱いたユダヤ人と共に,「諸国の人々が良いたよりを通してキリスト・イエスと結ばれて,共同の相続人,同じ体の成員……共に約束にあずかる者」となっていることがこの手紙の中で明らかにされています。仕切りの壁,つまり異邦人とユダヤ人を隔てていた「おきての律法」が廃棄され,今やキリストの血によって,すべての者が聖なる者たちと同じ市民,ならびに神の家族の成員となりました。異教のアルテミスの神殿とは明確な対照をなすものとして,それらの人はキリスト・イエスと結びあって共に築き上げられ,神が霊によって住まれる場所,「エホバのための聖なる神殿」となりました。―3:4,6; 2:15,21。
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