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60年来の友情は始まったばかりものみの塔 2012 | 10月15日
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ウィースバーデンのベテルで宛名印刷機を操作するリチャード
そうこうするうちに,支部の僕のエーリヒ・フロスト兄弟が現われ,英語で温かく迎えてくれます。これで一安心です。
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60年来の友情は始まったばかりものみの塔 2012 | 10月15日
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フロスト兄弟はドイツ語で,熱意にあふれた例の口調で話を始めました。何か重大なことを述べているという気配が伝わってきます。家族は静まり返り,うつむいたままでした。新入りの4人は,内容は理解できなかったものの,自分たちのことを言っているのがだんだん分かってきました。それで,フロスト兄弟が大声で「フェアボーテン!」(禁止)と言い,語気を強めながらそれを繰り返すにつれ,不安になりました。何かまずいことをしてしまったのでしょうか。
ノア兄弟(左)の訪問の際に,フロスト兄弟(右)と共に
食事が終わり,全員がそそくさと部屋に戻りました。後に一人の兄弟がこう説明してくれました。「あなたたちがわたしたちを援助するには,ドイツ語を話せないとだめです。だからフロスト兄弟は,あなたたちがドイツ語を覚えるまでは英語で話すのは“フェアボーテン”だと言ったのです」。
ベテル家族はその指示にすぐに従いました。そのおかげで,新入りの4人はドイツ語を覚えることができました。また,仲間の兄弟が愛に動かされて与える助言は,最初は当てはめるのが難しくても,たいてい自分たちの益になるということを学びました。フロスト兄弟は,エホバの組織の益を考え,また兄弟たちを愛していたからこそ,そのような助言を与えたのです。a 4人がフロスト兄弟を慕うようになったのも,うなずけます。
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