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アブラハムとサラは神に従った聖書から学べる大切なこと
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アブラハムとサラは神に従った
バベルからそれほど遠くない所に,ウルという町がありました。そこの人々はエホバ以外の多くの神を拝んでいました。でもウルに,エホバだけをすうはいする人がいました。その人の名前はアブラハムです。
エホバはアブラハムに言いました。「自分の家を出て,親せきがいる所をはなれ,私が案内する土地に行きなさい」。そしてこう約束します。「あなたの家族はやがて大きな国民になります。私はあなたによって,世界中のたくさんの人のためになる良いことを行います」。
アブラハムは,エホバが自分をどこに行かせようとしているのかを知りませんでしたが,エホバを信らいしました。アブラハム,妻のサラ,父親のテラ,おいのロトは従順でした。荷造りをして,長い旅に出かけました。
エホバが見せたいと思っていた土地にアブラハムの家族が着いた時,アブラハムは75さいでした。そこはカナン地方と呼ばれていました。神はそこでアブラハムに話しかけて,こう約束します。「あなたが見ているこの地方全体をあなたの子どもたちにあたえます」。でも,アブラハムとサラは子どもがいませんでしたし,年を取っていました。では,エホバはどうやって約束を果たすのでしょうか。
「信仰によってアブラハムは,神に……従い,神から与えられることになる場所へ向かいました。行き先も知らないまま出掛けたのです」。ヘブライ 11:8
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子どもが生まれる!聖書から学べる大切なこと
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それから何年もたって,アブラハムが99さい,サラが89さいの時,3人の人が訪ねてきました。木の下で休んで食事をしていってください,とアブラハムは言いました。その3人はだれだったか知っていますか。天使たちです。天使はアブラハムに,「来年の今ごろ,あなたの妻に男の子が生まれます」と言いました。サラはテントの中で聞いていました。サラは心の中で笑って,「こんなに年を取っているのに,本当に子どもができるのかしら」と思いました。
次の年,エホバの天使が約束していた通り,サラに男の子が生まれます。アブラハムはその子に,「笑い」という意味のイサクと名付けます。
イサクが5さいぐらいの時,サラは,イシュマエルがイサクをからかっているのに気付きます。サラはイサクを守りたいと思ってアブラハムの所に行き,ハガルとイシュマエルを追い出してください,とお願いします。最初,アブラハムはそうしたくありませんでした。でも,エホバはアブラハムにこう言いました。「サラの願いを聞いてあげなさい。私がイシュマエルの世話をします。でも,私の約束に関係があるのは,イサクの方です」。
「信仰によってサラも,……子孫をもうける力を得ました。約束をした方は信頼できる方である,と信じていたからです」。ヘブライ 11:11
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