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あなた方の忍耐に敬虔な専心を加えなさいものみの塔 1993 | 9月15日
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敬虔な専心とは何か
4,5 敬虔な専心とは何ですか。
4 「敬虔な専心」に相当するギリシャ語の名詞(エウセベイア)は,字義通りに訳せば,「よく崇敬の念を示すこと」となるかもしれません。a (ペテロ第二 1:6,王国行間逐語訳)これは,神に対する温かい心からの感情を指しています。W・E・バインによれば,形容詞のエウセベースは,字義通りには「よく崇敬の念を示す」という意味で,「神に対する聖なる畏敬の念の命じるところにしたがって,献身的な活動のうちに表われるエネルギー」を指しています。―ペテロ第二 2:9,行間。
5 ですから,「敬虔な専心」という表現は,エホバに対する崇敬や専心と関係があります。それがあれば,わたしたちはエホバに喜ばれることを行ないたいという気持ちになります。難しい試練に直面する時でさえ,そのことに変わりはありません。わたしたちは心からエホバを愛しているからです。これは,わたしたちの生き方の中に表われる,エホバに対する忠節で個人的な愛着です。真のクリスチャンは,「敬虔な専心を全うし,……平穏で静かな生活をして」ゆけるように祈ることを勧められています。(テモテ第一 2:1,2)辞書編集者のJ・P・ローとE・A・ナイダはこう述べています。「多くの言語で,テモテ第一 2章2節の[エウセベイア]は,『神がわたしたちに望まれるとおりに生活する』,あるいは『神がこう生活するべきだと告げてくださったとおりに生活する』と訳すのが適切かもしれない」。
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あなた方の忍耐に敬虔な専心を加えなさいものみの塔 1993 | 9月15日
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a エウセベイアについて,ウィリアム・バークレーはこう述べています。「崇敬や崇拝を意味しているのは,この語のセブという部分[語根]である。エウはギリシャ語で,よくに相当するので,エウセベイアは,よく,また正しく示される崇拝,崇敬ということになる」―「新約聖書の用語集」。
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