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「良いたよりがまず宣べ伝えられねばなりません」ものみの塔 1988 | 1月1日
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2 多くの人はイエス・キリストをどのように見ていますか。しかし,地上におけるイエスの主要な活動は何でしたか。
2 多くの人が思い描くイエス・キリストは,良いことを行なった人でしかありません。イエスは病人を癒し,飢えた人に食物を与え,困窮している人々に愛と親切を示しました。しかし,イエスはそれ以上のことを行なわれました。何よりもまず,神の王国に関する良いたよりを熱心に宣べ伝えた人でした。ヨルダン川でバプテスマを受けてから数か月後に,イエスは「あなた方は悔い改めなさい。天の王国は近づいたからです」と述べて,公に宣べ伝える業を開始されました。(マタイ 4:17)マルコの記述には次のように記されています。「イエスはガリラヤに行き,神の良いたよりを宣べ伝えて,こう言われた。『定めの時は満ち,神の王国は近づきました。あなた方は悔い改めて,良いたよりに信仰を持ちなさい』」― マルコ 1:14,15。
3,4 (イ)イエスはあらゆる種類の疾患を癒されましたが,宣教ではどんなことを強調されましたか。(ロ)イエスが遣わされたのはなぜですか。(ハ)イエスは宣べ伝える業を何になぞらえましたか。また,ご自分の弟子たちに,何を行なうよう告げられましたか。
3 イエスはご自分に従うよう,ペテロとアンデレ,ヤコブ,ヨハネをお召しになりました。こう記されています。「それからイエスはガリラヤの全土をあまねく巡り,諸会堂で教え,王国の良いたよりを宣べ伝え,民の中のあらゆる疾患とあらゆる病を治された」。ガリラヤの群衆がイエスを引き留めようとした時,イエスは,「わたしはほかの都市にも神の王国の良いたよりを宣明しなければなりません。わたしはそのために遣わされたからです」と言われました。それからイエスはユダヤの諸会堂で宣べ伝えて行かれました。―マタイ 4:18-23。ルカ 4:43,44。
4 イエスは再びガリラヤへ戻ってから,「都市から都市,村から村へと旅をされ,神の王国の良いたよりを宣べ伝えまた宣明され」ました。(ルカ 8:1)そして,ご自分の宣べ伝える業を収穫になぞらえ,「収穫は大きいですが,働き人は少ないのです。それゆえ,収穫に働き人を遣わしてくださるよう,収穫の主人にお願いしなさい」と語られました。(マタイ 9:35-38)群衆が休ませてくれない時でも,「彼らを親切に迎え,神の王国について話しはじめ,また治療を必要とする者たちをおいやしになった」のです。―ルカ 9:11。
5 イエスは使徒たちと他の弟子たちを宣教のために遣わした際,彼らにどんな指示をお与えになりましたか。
5 確かにイエスは病人を癒し,場合によっては飢えた人々に食物をお与えになりましたが,ほかの何にも勝って,忙しく神の王国について人々に語られました。
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「良いたよりがまず宣べ伝えられねばなりません」ものみの塔 1988 | 1月1日
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イエスは王国は近づいたと宣べ伝え,ご自分がメシアまた王として民の間にいるという事実に注意を引かれました。(テモテ第二 3:1。マタイ 4:17。ルカ 17:21)
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