ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • イギリス
    2000 エホバの証人の年鑑
    • 資格を備えた兄弟たちのための特別な訓練

      奉仕の機会を拡大するもう一つの扉は,英国で宣教訓練学校が開設された1990年に開かれました。これは,長老や奉仕の僕として奉仕している独身の兄弟たちが,必要とされる所なら世界のどこででも奉仕することを念頭に置いて特別な教育を受ける機会となりました。学校の8週間の課程には,聖書の教えと組織上の事柄に関する教訓がバランス良く配分されています。英国の最初のクラスは,イースト・ペナイン大会ホールで開かれました。米国から来た二人の地域監督,ジェームズ・ヒンダラーとランダル・デービスが教訓者として奉仕しました。そのクラスには,将来開かれるクラスで教えるために,長い経験を持つ英国の3人の巡回監督 ― ピーター・ニコルス,レイ・ポープル,マイケル・スパー ― も出席して訓練を受けました。1990年6月17日に,統治体のアルバート・D・シュローダーは卒業生に話をした際,国内で奉仕する割り当てを受けた生徒たちにこう言いました。「この国の業の発展のためには,皆さんのように立派な若者たちが必要です。この学校は,英国の野外にとって大きな刺激となるでしょう」。

      宣教訓練学校の卒業生の中に,ヒンズー教徒の家庭で育ったバーラット・ラムがいます。現在ラムは結婚して妻と共にイングランド北西部で奉仕しています。そこには,二人が援助できるグジャラティー語を話す人たちが大勢います。ウェールズ出身のジョン・ウィリアムズは,驚いたことに,自分の持っていた技術が必要とされるザンビア支部で奉仕する割り当てを受け,その後はザンビアのキトウェで宣教者として奉仕するよう割り当てられました。

      ガーナで生まれたゴードン・サルコディは,12歳の時に家族と共に英国に引っ越して来ました。まだ十代だった時,一人の証人がゴードンの父親に「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌を配布したのがきっかけで,聖書の真理に関心を抱くようになりました。聖書研究を行ない,1985年にバプテスマを受けました。補助開拓者のゴードンが非常に多くの聖書研究を司会していたので,開拓者の友人は,正規開拓者になるように勧めました。全時間奉仕の1年目の終わりにゴードンが開拓奉仕学校に出席した際,巡回監督から宣教訓練学校に申し込むよう勧められました。会衆の若者たちをもっとよく援助できるようになりたいという願いから,ゴードンは申込書を提出しました。英国での第7期のクラスに入学し,卒業後はロンドンで2年間奉仕し,次いで宣教者としてザンビアに任命されました。ゴードンは,エホバが命じることなら何でも喜んで応じたいと願っていたので,訓練の結果,徐々に特権が増し加えられました。12週間にわたり,現地語の一つであるシベンバ語の訓練を受けてから,ゴードンは巡回監督としてコッパーベルト州に任命されました。巡回奉仕にあずかれるように他の人を訓練する特権もありました。

      英国で生まれたリチャード・フルッドは,エホバの証人である両親に育てられました。エホバに献身したリチャードは,自分のほうから献身に限度を設けるわけにはゆかないと感じ,自分を差し出して1982年に開拓者になりました。宣教訓練学校に申し込み,1990年に卒業しました。リチャードもザンビアに任命されました。シベンバ語を学習し,新しい任命地で幾らか経験を積んだ後,巡回監督に任命され,ザンビア支部で開かれた宣教訓練学校の教訓者としても奉仕しました。

      これまでのところ,英国では宣教訓練学校が19クラス開かれ,433人の生徒が卒業しました。現在,そのうち79人は海外で,4人は巡回監督,12人はベテル奉仕者として奉仕しており,308人が国内で開拓者として奉仕することにより,受けた訓練の益を他の人々と分かち合っています。

  • イギリス
    2000 エホバの証人の年鑑
    • [96ページの写真]

      英国の宣教訓練学校第1期生の卒業式

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする