確信を抱いて体制の終わりを思い描く

この世界に対するエホバの辛抱は間もなく終わりを迎えます。間違った宗教は滅ぼされ，諸国家の連合体は神の民を攻撃します。そして，エホバはハルマゲドンで邪悪な人々を除き去ります。私たちは，こうした重要で興奮を誘う出来事を心待ちにしています。

もちろん，私たちは大患難について細かい点まで知っているわけではありません。例えば，大患難がいつ始まるかを正確に知ることはできません。政治勢力がどんな名目で宗教を攻撃するのかも知りません。神の民に対する諸国家の攻撃がどういったものか，どれほど続くのか，私たちには分かりません。また，エホバがハルマゲドンで邪悪な人々を滅ぼすために，実際にどんな方法を用いるかも分かりません。

とはいえ，将来起こることに確信と勇気を持って立ち向かうために必要な情報は，聖書に全て収められています。例えば，私たちは「終わりの時代」に生きていることを理解しています。（テモ二 3:1）宗教に対する攻撃の期間が「短くされ」るので，正しい宗教が滅びることはないということも分かっています。（マタ 24:22）また，エホバがご自分に仕える人々を救出することを知っています。（ペテ二 2:9）さらに，エホバが選んだ正しくて力強い方が邪悪な人々を除き去り，ハルマゲドンで大群衆を守ることを知っています。（啓 19:11，15，16）

人々は将来の出来事に対する「恐れ……から気を失います」。しかし，私たちは「真っすぐに立ち，頭を上げ」ることができます。エホバによる過去の救出劇や将来に関する記述を読んでじっくり考えることにより，近づく救出を確信できるからです。（ルカ 21:26，28）