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「この悲しみを抱えてどうやって生きてゆけるだろう」目ざめよ! 1987 | 8月8日
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祖父母も悲しむ
祖父母もまた別の意味で苦しみます。子供を亡くしたある父親はそのことを認め,「祖父母は孫の死に対してだけでなく,自分の子供の悲しみに対しても反応します」と言いました。
しかし,祖父母の感じる喪失感を和らげる方法もあります。まず,祖父母のことを考慮に入れることです。孫は祖父母にもかかわりがあるのです。ですから,祖父母もそれなりに悲しみの推移の中に受け入れられるべきです。言うまでもなくそれは,親の承諾を得ずに物事を進めてもよいという意味ではありません。しかし,もし祖父母が関係することを望むのであれば,歓迎されるべきです。祖父母は大抵,関係を持ちたいと思っているのです。
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「この悲しみを抱えてどうやって生きてゆけるだろう」目ざめよ! 1987 | 8月8日
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ある老婦人の手紙
「私の愛する両親は亡くなりました。兄も姉も,私が13歳の時に知り合って愛した献身的な生涯の伴侶で友達のような優しい夫のジムも亡くなりました。そして今度は,とてもかわいい孫のスチュアート・ジェイミが ―。私にとって,子供が死んだ時のような悲しさ,苦しさ,痛ましさはほかにありません。その感情は,こうして書きつづりながらも込み上げてきます」
― 英国,エドナ・グリーン。2歳9か月の孫息子の死に関して。
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