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聖書の37番目の書 ― ハガイ書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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1,2 預言者ハガイに関してどんな情報が与えられていますか。彼はどんな二重の音信を伝えましたか。
その名はハガイであり,預言者また「エホバの使者」というのが彼の立場でした。しかし,彼はどのような生まれの人でしたか。(ハガイ 1:13)ハガイはどんな人物でしたか。ハガイ書はいわゆる小預言者の10番目の書ですが,ハガイはユダヤ人が西暦前537年に故国に戻った後に奉仕した3人の預言者のうちの最初の人です。ほかの二人はゼカリヤとマラキです。ハガイの名(ヘブライ語,ハッガイ)には,「祭り[の時に生まれた]」という意味があります。これは,彼が祝いの日に生まれたことを示しているのかもしれません。
2 ユダヤ人の伝承によって伝えられてきたとおり,ハガイはバビロンで生まれて,ゼルバベルや大祭司ヨシュアと共にエルサレムに戻って来たと考えるのが妥当なようです。ハガイは預言者ゼカリヤと相並んで奉仕し,エズラ 5章1節と6章14節では,この二人が,神殿建設の仕事を再開するように流刑の子らを励ましている様子が示されています。ハガイは二つの意味でエホバの預言者でした。神に対する務めを果たすようにユダヤ人に説き勧めると同時に,数々の事柄,とりわけあらゆる国民が揺り動かされるということについて予告したからです。―ハガイ 2:6,7。
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