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ハイチ1994 エホバの証人の年鑑
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その中には,ペションビルおよびトマサンで産出的な奉仕を行なったマクシン・スタンプとベティー・ウッテンがいます。
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ハイチ1994 エホバの証人の年鑑
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ベティー・ウッテンは1962年にバプテスマを受けたその日から,“開拓奉仕”を始めました。申込書を提出しなければならないことを知らなかったのです。実際に任命されたのは1967年でした。ハイチに来てからは,ペションビルで特別開拓者として奉仕しました。ベティーは黒人で,熱意にあふれていて,57歳という実際の年齢よりずっと若く見えます。時々,聖句の説明に熱が入ると,まだ十分でないクリオール語から,いつの間にか英語になってしまうことがありますが,真理を伝えるときの誠実さや,その力強い論法に動かされて,人々は耳を傾け,こたえ応じます。
ジョン・ノーマンとアイネズ・ノーマンが1982年にカナダの支部事務所を訪問した時,予約部門のある人に,「ベティー・ウッテンって,一体だれですか」と尋ねられました。予約部門では,ベティーが得た何十件もの雑誌の予約を扱っていたのです。成功の理由は何でしょうか。ベティーはいつでも宣べ伝えています。公式の野外奉仕は,ベティーにとって非公式の証言の延長です。店先でも,レストランへ出かける時でも,ガソリンスタンドでも,つまり,どこでも,そしてどんな時でも機会をとらえて雑誌や書籍や予約を提供し,また聖書研究を勧めるのです。ベティーは今,ハイチでの22年間を振り返り,70人を超える人がエホバへの奉仕を始めるのを助ける業にあずかれたことに満足しています。
ペションビルには現在四つの会衆があり,トマサンには二つ,そしてカンスコフにもう一つあります。かつては一つの会衆が世話をしていた区域に,これら七つの会衆があり,1993年には合計で700人近い伝道者が,それぞれの会衆と交わっていました。
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