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愛する目ざめよ! 2018 | No. 1
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愛がないと人は生きてゆけません。愛がなければ,結婚も家族生活も友人関係もうまくいきません。ですから,愛が心の健康と幸せに不可欠なことは明らかです。では,この愛とは何ですか。
恋愛感情にもそれなりの意味がありますが,ここで言う愛は,それとは別のもので,もっと高度な形態の愛のことです。この愛があるなら,人は他の人の幸せを願い,自分のことよりも優先させます。この愛は,理性的なものですが,決して温かさや気持ちを欠くわけではありません。
聖書では,愛がこのように美しく描写されています。「愛は辛抱強く,また親切です。愛はねたまず,自慢せず,思い上がらず,みだりな振る舞いをせず,自分の利を求めず,刺激されてもいら立ちません。傷つけられてもそれを根に持たず,不義を歓ばないで,真実なことと共に歓びます。すべての事に耐え,……すべての事を希望し,すべての事を忍耐します。愛は決して絶えません」。(コリント第一 13:4-8)
そうした愛は,決してなくならないという意味で,「決して絶えません」。それどころか,時がたつにつれ,ますます強くなってゆきます。また,辛抱強く,親切で,進んで許すので,「結合の完全なきずな」と言えます。(コロサイ 3:14)ですから,そのような愛があれば,それぞれ欠点があっても,ほかの人と良好な信頼関係を築くことができます。例えば,夫婦関係について考えてみましょう。
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愛する目ざめよ! 2018 | No. 1
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愛は,神様の最も際立った性格です。聖書には,「神は愛」とあります。(ヨハネ第一 4:8)ですから,エホバが「幸福な神」と呼ばれているのも不思議ではありません。(テモテ第一 1:11)わたしたちも,神様の性格,特にその愛に見倣えば,幸せになれます。エフェソス 5章1,2節にはこう述べられています。「愛される子供として,神を見倣う者となりなさい。……愛のうちに歩んでゆきなさい」。
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