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1921: 100年前の年ものみの塔(研究用)2021 | 10月
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新しい本の発表!
「神の立琴」の本
読むべき範囲が記されているしおり
自習用の質問が書かれたカード
教え導いていた兄弟たちは,聖書を学び始めた人たちが基本的な真理を体系的に学ぶ必要があることに気付きました。それで,1921年11月に「神の立琴」(英語)という本が発表されました。この本を受け取った,聖書に関心を持つ人たちは,「『立琴』聖書研究講座」の受講者になりました。この自習講座を通して,読者は「人類に永遠の命を与えるという神の目的」について学びました。この講座はどのように行われたのでしょうか。
この本を入手した人は,読んでおくべき範囲が記された小さなカードも受け取りました。そして,次の週には,その範囲に基づいた質問が幾つか載せられたカードを受け取りました。そのカードの最後には,次の週に読むべき範囲が記されていました。
受講者は12週にわたって毎週,地元のクラス(現在の会衆)から郵送でカードを1枚受け取りました。これらのカードの発送は大抵,会衆の年長の人たちや家から家の伝道に行けない人たちが行いました。米国ペンシルバニア州ミルベールのアナ・K・ガードナー姉妹はこう述べています。「『神の立琴』が発表されて,足が不自由な姉のセイルにもできることが増えました。毎週,質問のカードを発送するようになったんです」。この講座を受講し終えると,会衆の誰かがその人を訪問し,聖書をさらに学べるよう助けました。
車椅子に座っているセイル・ガードナー姉妹
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